新しい道を切り開く！ Farm to Table Vol.35

開墾というのは、まさに新しい道を切り拓くこと。
人生の道をどんどん切り拓いてきた邦さんに、山口の開墾作業について聞きました！

邦さんについて

──いつから楽天農業に？
2019年の12月だったので、今から2年半ほど前。

──まったく違う業種から転職してきた時、不安などはないですか？
全く違う仕事からでしたが、自分が農業を職業として更にその先に見据えてるvisionが代表の遠藤社長の理念というか、農業を始めるきっかけとも重なっていたので、何の不安もなかったです。

山口開墾について

──邦さんが担当している面積は？
約17haです。（編集部より：なんと、一人で東京ドームの約3.6個分です…）

──開墾って、実際何をしていますか？
何年も放置されてきてる所はまるで、「天空の城のラピュタ」の一番最初に、ラピュタ島見つけて歩き出したところのように、朽ちた車や機械に木が巻き付いていたりします。
そういう所をチェンソーやトラクターに着ける草刈機を使い、まずは人や車が入れるようにします。
そこから、トラクターに着ける「プラウ」という土を30㎝ほど下から反転させる機械で掘り起こします。
その後に土を耕すロータリー等を用いて、土を均等にしてマルチング（畑表面をビニールなどで覆うこと）できるようにします。

──開墾は終わるまでどれくらいかかりそうですか？
どこまでを開墾とするかによりますが、とりあえずトラクターを入れて、作物を育てれるラインまでするだけであれば1ヶ月もあればできると思います。
ただ、耕作放棄地なので農道も壊れてたりするので、安全に通行等できるようにするまでなら、補修の度合いによりますが、もう少しかかると思います。

──開墾の仲間がいると聞いていますので紹介してください！
彼は高橋幹太くん！
楽天農業から新たに協同組合を立ち上げ、将来的に独立を目指す僕らの為に、新規圃場の準備、資材の管理や販売、出来た作物の買取調整等のインフラ整備を進めてくれています！

──開墾中や農作業する時、楽しい!!と感じる瞬間はありますか？
開墾で言うなら、自分がガシガシと木を倒したり抜いたりして、使える圃場に甦らせていくのがこの上なく楽しいですね！笑
普段の仕事は基本的に現場の雰囲気をあげたり、前職が奇抜な考え方をする職種であったので、今までにない作業のやり方などを提案して、それがすごく効率を上げたりした時はニヤリとしますね！笑

──逆に、辛くてもう帰りたい…と感じる時もあるのですか？
これは開墾も普段も全くありませんねー、そもそも農業をやるのに辛いとか思わないですね、辛いからこそ効率を上げれば良いだけなので。笑
…いやありますね。僕は末端冷え性なので、冬場の手先や足先がジンジンなる時はもう帰りたい、ってより帰りますね。笑

次の一歩
目標はもちろん独立ですね。ただ独立する前に会社としてまだ発展途上なとこも多いので、その辺を社会人20年の知恵を絞り、「何かしら残していければ良いな」と残された社員の時間は常に考えてます。

読んでいるあなたへのメッセージ
当社が作る野菜は手間も暇も愛情もたくさんこもってます！
子や孫の代までも食の安全や、職の安泰の為にも一生懸命頑張っていきます！

岡山県倉敷市玉島
エコファームMITANI

【み】みずみずしい有機白桃はとろける甘さ
幸子さんが畑、英明さんが事務と夫婦で協力して桃づくりをしています。ずっと一緒にいられて嬉しいと話す二人の関係が桃の甘さの秘密なのかもしれません。

【た】たいしたことはしない…木が自分で強くなる
特別なことは特にしていません。その代わり毎日木を見て圃場を見て、何か変化はないか、すぐに気づけるようにしています。放っておくと木が自ら強くなる気がします。MITANIの桃は表面が毛羽立っています。自然の実に近づいているような…。

【に】日本でわずかの有機白桃農家
有機栽培の白桃は果樹の中でも難しく、収穫率は40％とされています。更に選別すると、お客様に届けられるものはかなり少なくなります。だから有機白桃農家は本当に少ない。桃が食べられるのは1年の限られた季節だけです。MITANIの白桃を是非ご賞味ください。

次回はどんな人からのメッセージがあなたのもとに届くのか、お楽しみに！


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