夏の主役ピーマンです！よろしく！ Farm to Table Vol.16

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。今年の大暑（二十四節気）は7月22日です。いよいよ夏本番ですね。

畑も夏野菜が一番元気になると同時に、ちょっと心配な季節でもあります。昼間暑くても夜は涼しくなり、野菜達も一休みという所なのですが、異常気象続きで夜も思うように温度が下がらず、野菜達も休む間もなく朝を迎え、暑い一日を過ごすことになります。また、時に台風が来ると強い風にさらされて、弱い木は倒れて修復不可能になってしまいます。もちろん、いろんな状況に耐えることができるように、私達農家もできるだけの手は尽くすのですが、それだけではなかなか太刀打ちできないのが現実です。

そんな中どのような野菜が困難な状況にも残ることができるのかというと、やはり、野菜自身の生命力の高さにあると思います。根が地中に深く張り、少しくらいの強風には負けないバランスを保つ強さは、苗が畑に植えられた後のお世話の仕方が鍵になります。すぐに苗が畑に順応するようにとジャージャー水やりをすると、苗は水はいつももらえるものだと思い、自分で水を探しにいこうとしないようになります。

では、全然水やりをしないとどうなるかというと、自分で探しにいく前に枯れてしまいます。そうならないように、苗を畑に植える前には、早朝に苗を2時間くらい水につけて葉っぱの先まで水を吸わせてから植えるという作業をします。こうすることで、水が切れる頃には自分で水を探しに根を張り巡らせていきます。この方法は主に露地栽培という施設栽培をしない場合に行われます。

もちろん、農家さんによっていろいろな方法があり、企業秘密的な栽培方法もあると思います。有機（オーガニック）栽培においては、指定外の農薬や化学肥料は禁止されているので、たくさんの工夫をすることで、最後まで元気に成長して収穫に至るまでのお世話をしています。

夏と言えば、ピーマン。どんどんと収穫できるし、味も良いですし、もちろん栄養価も高いです。キラキラと輝く緑色は食欲をそそりますね。

少し薄い緑色のもので、縦に切ると繊維を壊すことなく苦みや臭みを少し抑えることだできるようです。カロリーも低いので、ビタミンC豊富なピーマンで暑い夏を乗り切りましょう！

今回のレシピは「激ウマ☆ピーマンとツナの和え物」です。
調味料は一切ありません。ただ混ぜるだけ。でもおいしいんです。

詳しい作り方はこちら（楽天レシピ）でご覧ください。

さて次回は、夏真っ盛りの農地は、どんな様子なのか？をお届けしたいと思います。お楽しみに！


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