海外メディアが取材「日本の地方の働き方について」 愛媛へ移住し農家を始めたラグリの若者2人

海外メディアが取材「日本の地方の働き方について」 愛媛へ移住し農家を始めたラグリの若者2人
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2019.07.18

「G20愛媛・松山労働雇用大臣会合(2019年9月1日、2日開催)」※1を前に、愛媛の魅力を海外に発信することを目的とした海外メディアツアーが開催されました。訪問先の1つとして、7月2日にRakuten Ragri(ラグリ)の愛媛オフィスを訪れました。プログラムの中で、長坂さんと中村さんが愛媛で活躍する農家代表としてインタビューを受けました。その様子をレポートします。

目次

他県から愛媛へ。異業種から農家へ。若者の働き方と本音について

インタビュー回答者

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長坂 知洋さん(30代後半・男性/前職は製造業→農家歴3年)

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中村 友哉さん(20代前半・男性/新卒→農家歴1年)

――― なぜ農業をする会社への入社を決めたのですか?そのきっかけは?

長坂:愛知県から愛媛県にやってきました。有機野菜を作ってただ売るだけではなく、スマートフォンを使って消費者が農業を疑似体験できるという新しい販売方法にとても魅力を感じ入社を決めました。

中村:広島県出身です。きっかけは、自分は肌が弱かったので、安心安全な野菜を作りたいと思ったからです。そして、日本各地にいる自分と同じ境遇の方々に、その野菜をお届けしたいと考えました。

――仕事の時間は?農業する時間と、野菜を買ったお客様とのやりとりに使うインターネットの時間のバランスはどうですか?

中村:お客様とのやりとりは楽しくて、生の声がダイレクトに聞けるので作り手側としても日々の農作業の励みになっています。ただ、Ragri上でのやりとりは毎日発生するわけではないので、主な時間は農業作業に使っています。

お客さまとコメントやりとりする中村さんのページ 詳しくはこちら>>

――すでにやりとりが800件以上もあるそうですが、長坂さんはいかがですか?

長坂:800件は、本当にありがたいです。野菜を収穫するまでにはたくさんの作業の積み重ねがあり長い時間がかかりますが、苦労して育てた野菜を『とても美味しかったです。またお願いします。』と言っていただけることが1番のやりがいにつながります。お客様と直接コミュニケーションをとれることで、より頑張ろう!という気持ちになれます。

お客さまとコメント交換をする長坂さんのページ 詳しくはこちら>>

――他県から移住を決めるのは覚悟が必要ですよね?その強い動機となっているものはなんですか?

長坂:子供ができて、食べるものに強く関心を持つようになりました。自分の作ったモノ(野菜)で人を喜ばせるような仕事がしたいと思い農業をしようと思いました。(家では、野菜嫌いの息子が自分の作ったサニーレタスだけは食べてくれるので本当にうれしいです!)
この様に“自分の子供に安心して食べさせられる野菜を作りたい“からスタートした農業ですが、今では、この有機野菜の美味しさと安全を一人でも多くのお客様にお届けしたいと思っています。

中村:先ほどもお話ししましたが、僕は肌が弱いので、体にも安全で、安心して食べられるオーガニックという野菜が作れるということ。あとは、農業は安定収入がなかなか少ないといわれる中で収入が安定していたので、農業をしやすい環境が整っているこの会社で働きたいと思い、愛媛へ移住を決めました。

――世界でもこの農業スタイルは通用しそうですね。例えばあなたが海外でこれをやってみませんかと言われたらどうしますか?

長坂:そうですね…(汗)…。家族と相談していいですか?(苦笑)

中村:いずれは僕も独立して農家をしたいと考えているので、選択肢の一つにして考えてみるのもおもしろいかもしれません。

日本の新しい農業のカタチ?Ragriについて

冒頭ではRagriの生みの親である遠藤が話をしました

日本の過疎地域の農業の課題解決策として生まれた「ネットゲームで野菜を作る」という発想。新しい農業の仕組みや、実現させるために行った多くの挑戦、オーガニック野菜作りへの取り組みなどについて説明しました。次なる未来の農業のカタチのヒントがたくさんあり、海外メディアの方も熱心にメモを取っていました。

「誕生秘話。どうしてこんなバカなことを始めたのか?」 詳しくはこちら>>

ワークショップでは「バーチャルファームゲーム」を体験

続いてはワークショップを開催。
海外メディアの方に、バーチャルファームゲームをデモ体験していただきました。
「机の上にある黄色と深緑のズッキーニおいしそうでしょう? ではこのズッキーニを実際に育てるというストーリーで農業疑似体験をしてみましょう!」画面を手掛けたUXデザイナーがデモストレーションを行いました。「これはキュウリですか?!」などの質問もあり、ズッキーニを手に取って香りを確かめる方もいて、和やかな雰囲気の中体験していただきました。

※1 G20とは
G20(金融・世界経済に関する首脳会合)は、G20参加国の首脳が参加して毎年開催される国際会議のこと。2019年は、日本が初めて議長国をつとめる。2019年9月1日、2日には、「G20愛媛・松山労働雇用大臣会合」が松山市で開催される予定。

編集後記

 Ragri配属の初日の午後に、愛媛へ行きの飛行機に飛び乗り取材してきました! 取材直前にドキドキ緊張ぎみな表情の長坂さんと中村さん(写真右)と、畑で撮影した凛々しい表情(写真左)とのギャップが素敵です。私は農業初体験でしたが、現地の取材を通してたくさんの発見がありました。農業をされる方は、とても丁寧で、野菜にもヒトにも優しいんだな…と感じたり。農薬を使わないという育て方は、私たちの口に入るまでに想像以上のたくさんの手間がかかることに驚きました! いつも、愛情をたっぷりかけて野菜を育ててくれてありがとうございます。
(Ragri編集部:キカ)

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
CATEGORY :農家さん

ライター情報

  • Noumusubi
  • Kika

    農むすび編集部。兵庫県出身。祖母は愛媛のみかん農家。段ボール箱で毎年みかんが届き1日10個以上食べていた。趣味はARTと旅とワイン。金融から農業のメディア編集にチェンジ。農家ってカッコイイ!子供たちが憧れる職業となるよう、農家さんの人生に向き合い、心に響く記事作りを心掛けている。