グリーンカーペットの先には、未来への愛がある Farm to Table Vol.22
楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2021年10月15日号の一部をご紹介します。
畑だより
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。秋晴れの空のもと、少しずつひんやりした日も増えてきて畑作業も気持ちの良い日々が続いています。
さて、今回は楽天ファーム自社農場での畑の様子をお届けしたいと思います。楽天ファームでは主に自社農場で育てられた野菜と、契約農家さんが育てられた野菜や果物の販売をしています。自社農場では、有機JAS認証やGAP認証の取得をした農場で、野菜セット向け、カットサラダ向け、冷凍食品向けの野菜の栽培をしています。私は主に野菜セット向けの栽培に関わっています。今までは愛媛農場を中心にお届けしていたのですが、今後は順次静岡農場からも野菜セット用の収穫を始めていきます。
静岡農場の農地は、昨年度は冷凍食品用の野菜を一度育てていますが、その前までは草ぼうぼうの耕作放棄地の状態だったようです。先日は地域の人と立ち話をして、かつての風景を伺ったりしました。以前にも少し耕作放棄地については触れたことがありますが、どこか特定の地域に限った事ではなく、また、田舎特有の問題でもなく、都会の農地でも引き継ぐ後継者がいないなど、日本全土で問題となっています。
耕作放棄地を草刈りしてトラクターで整地をして野菜が出来るように環境を整え種をまけばすぐに思うような野菜が収穫できるのかというと、そうではありません。
畑は今までずっと耕作放棄地だった訳ではなくて、かつて何かを育てたことがあるのか、また、そもそも元から畑だったのか等、その場所の歴史があり、特徴があります。そこを一足飛びに無理やり力ずくで栽培を始めて一見うまくいったように見えても、自然は正直で、何年か後には畑に後遺症の様な悪い状態が出たりします。今は機械化も進み効率も上がり人への負担も軽減され、スピードも上がっているように感じても、実際に畑を歩き、作物に触れ、同じ目線に立つことで気づくことも沢山あると実感しています。
畑と共存していくためには、地域や気候風土を理解して、未来を見据えて計画をする知恵と技術が試されているのだと感じます。
ピックアップ野菜「グリーンリーフ」
レタスにもたくさんの種類があります。1年中通して見かけることができるグリーンリーフは緑黄色野菜の仲間に分類され、βカロチンが多く含まれています。葉っぱの先が少しカールをしていて、ボリューム感もたっぷりです。
そのままサラダで食べるのが定番ですが、炒めて食べても食べ応えがあるのも特徴です。是非、モリモリお召し上がりください。
季節の野菜レシピ
今回のレシピは「主夫がつくるグリーンリーフのパスタ 温泉卵のせ」です。
余りがちなグリーンリーフをレモンパスタに使いました。火を入れることでかさが減るのでたくさん食べられます。
詳しい作り方はこちら(楽天レシピ)でご覧ください。
さて次回は、たくさんの赤ちゃん⁉を紹介したいと思います。お楽しみに!
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- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
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