注目のイタリアンデザート「カッサータ」を冷凍フルーツで華やかに！植物性のビーガンレシピも紹介

カッサータとは、イタリアのシチリア島で生まれたアイスケーキです。イタリア語で「Cassata」と書き、語源はアラビア語でケーキを成型するのに用いるボウルを意味しています。

伝統的なものはドーム型、長方形や正方形、箱型などカッサータには、さまざまなバリエーションがありますが、「リコッタチーズや生クリームにナッツやドライフルーツを混ぜ込み、冷やし固めて作る冷たいデザート」が一般的にカッサータとして知られています。

カッサータに使うフルーツは、一般的にはドライフルーツを使いますが、今回は楽天ファームの100%オーガニック冷凍フルーツアソートを使います。

内容は3種のミックスベリー（いちご、ブルーベリー、ラズベリー）、ワイルドブルーベリー、バナナの3種類です。こちらは全てオーガニック（有機栽培）のフルーツを使用しているので、からだにも地球にも優しいのが嬉しいですね。

冷凍フルーツを使うことで見た目がより鮮やかに、そして冷たいものを加えるので、固める際もより早く、時短にもなりますよ！

＜材料＞
クリームチーズ・・・150g
生クリーム・・・100ml
砂糖・・・20g
冷凍フルーツ・・・80g
ピスタチオ（無塩）・・・15g
リキュール（あれば）・・・大さじ1

冷凍フルーツに加えて、彩りと食感のアクセントにピスタチオを加えました。お好みのナッツなどで代用も可能です。

＜準備＞
＊クリームチーズを常温に置いておく。
＊いちごをスライスし、ピスタチオを粗く刻んでおく。

＜作り方＞
① クリームチーズをボウルに入れてなめらかになるまでゴムベラで混ぜておく。

② 別のボウルに生クリームと砂糖を加え、ハンドミキサーでピンとツノが立つまで泡立てる。

③ ①に②を数回に分けて加え、その都度よく混ぜる。リキュールも加える。

④ 冷凍フルーツとピスタチオを加え、さっくりと混ぜる。（混ぜすぎると冷凍フルーツの色で生地が染まってしまうので注意！）

⑤ 敷き紙を敷いた、パウンド型などに流し入れて表面を整え、冷凍庫で1時間以上冷やし固める。

⑥ カチカチな場合は少し常温に置いて、適当な大きさにカットし完成。

濃厚でなめらかなおいしいチーズアイス「カッサータ」の出来上がりです。
チーズ生地の濃厚さと甘みがフルーツの爽やかさとマッチしています。ピスタチオの食感も生かされた贅沢なスイーツが、おうちで簡単にできるのは嬉しいですね。

カッサータ1台分の栄養価は下記の通りです。
・エネルギー：1082kcal
・たんぱく質：17.3g
・脂質：96.7g
・炭水化物：46.2g
また、このカッサータを1/8に切った1切れの栄養価は下記の通りです。
・エネルギー：135kcal
・たんぱく質：2.2g
・脂質：12.1g
・炭水化物：5.8g
（参照：文部科学省「日本食品標準成分表2020年版（八訂）」）

カッサータはクリームチーズや生クリームを使うため、脂質はやや高めになりますが、炭水化物はやや低めです。
1日の間食の目安は200kcal程度とされているので（農林水産省　食事バランスガイドより）おやつとして食べても良いでしょう。

クリームチーズや生クリームといった乳製品を摂らない方向けに、植物性の材料で作るビーガン仕様のカッサータもご紹介します。エネルギーと脂質量がさらに抑えられたヘルシーなレシピになっています。

 ＜材料＞
豆乳ヨーグルト・・・300g
ココナッツミルク・・・100ml
メープルシロップ・・・20g
冷凍フルーツ・・・80g
ピスタチオ（無塩）・・・15g
リキュール（あれば）・・・大さじ1

＜準備＞
＊豆乳ヨーグルトはボウルに乗せたザルにキッチンペーパーなどを敷き、その上に乗せて水切りをする。（半日〜）半分量（150g）の重さになるまで
＊いちごをスライスし、ピスタチオを粗く刻んでおく。

＜作り方＞
① 水切りした豆乳ヨーグルトをボウルに入れ、ココナッツミルクを数回に分けて、加えながらその都度よく混ぜる。

②メープルシロップとリキュールも加えてよく混ぜる。

④冷凍フルーツとピスタチオを加え、さっくりと混ぜる。（混ぜすぎると冷凍フルーツの色で生地が染まってしまう）

⑤ 敷き紙を敷いた、パウンド型などに流し入れて表面を整え、冷凍庫で1時間以上冷やし固める。飾りに上にフルーツをトッピングしても綺麗です。

⑥ カチカチな場合は少し常温に置いて、適当な大きさにカットしたら完成です。

脂質が少ない分、凍りつきやすく、シャリシャリとシャーベットのような食感になりやすくなります。そのため、食べる時はスプーンですくえるようになるまで、軽く解凍してから食べるのがおすすめです。

ビーガンカッサータ1台分の栄養価は下記の通りです。
・エネルギー：493kcal
・たんぱく質：15.5g
・脂質：31.3g
・炭水化物：37.6g

また、このカッサータを1/8に切った1切れの栄養価は下記の通りです。
・エネルギー：62kcal
・たんぱく質：1.9g
・脂質：3.9g
・炭水化物：4.7g
（参照：文部科学省「日本食品標準成分表2020年版（八訂）」）
クリームチーズの代わりに水切り豆乳ヨーグルト、生クリームの代わりにココナッツミルクを使うことで、乳製品使用のカッサータよりエネルギーは約1/2、脂質は約1/3となります。

どちらのカッサータも冷凍庫で保管し、作ってから2週間ほどで食べきりましょう。切った後に1つ1つラップで包んでおくと、好きな時に食べられるのでいいですね。

以上、濃厚なカッサータとヘルシーなビーガンカッサータ、いかがでしたか？
手の込んで見えるカッサータもお家で簡単にできます。甘みやフルーツやナッツの種類など、自分好みのおいしいカッサータをぜひ作ってみてくださいね。

次の記事では、冷凍フルーツを使ったバレンタインチョコ「映えるブラウニー」のレシピをご紹介します。