水の惑星地球 そこで生まれる野菜 Farm to Table Vol.10
楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2021年4月16日号の一部をご紹介します。
畑だより
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。そろそろ新しい環境での生活も慣れてきて少し疲れもたまってきた頃でしょうか。忙しい毎日で時間に追われると水分不足になりがちで、体調がなかなか整わなかったりします。そんな時は野菜を食べて水分補給をすることもできます。
野菜のほとんどは、90%くらいの水分からできています。と、前回のお便りでお届けしました。その野菜の美味しさの元になる農地の水はどうしているのかというと、夏に干ばつが続いたり、種をまく時や苗を植える時などは水やりをすることもありますが、よほどのことが無い限り雨頼みになります。そうして農地に蓄えられた水を自然の恵みとして頂くので、農地を汚さないようにきれいに使えば、野菜も美味しい水で成長します。
しかし、栽培する農家によって使う肥料や農薬など、また栽培をするうえで必要な機械や資材を使用することで、農地に負担をかけることもしばしばです。効率やスピード、収量など経済を中心に考えてきた農業には限界があると言われ始め、世界的にも循環型農業の一つとなっている有機(オーガニック)農業にシフトしつつあります。
どうしたら野菜を栽培しながら農地の水をきれいに保つことができるのか。本来、自然界は自浄できる力をもっていますが、人間が関与しすぎることでそのバランスを崩してしまうことがほとんどです。野菜を栽培するという事は、自然を制覇する事ではなく、自然と共生をするという視点で見つめれば、その答えは土の中に大きなヒントが隠されています。土の中では何が起こっていて、それはどういう状況の中で繰り広げられているのか。日々、目に見えない微生物という仲間達と協力しながら野菜を栽培する難しさを感じます。土の中の仲間達が元気に生き生きとしてくれる環境を整え、農地の水をきれいにするのが、私達の仕事になるのではないかと思います。
ピックアップ野菜「ラディッシュ」
小さくてかわいいラディッシュは、実は大根の仲間で栄養も満点です。葉っぱはビタミンCの宝庫なので一緒にサラダに入れてお召し上がりください。品種によって葉っぱに細かいとげの様な物もありまのでその場合は炒めたりスープにいれて頂くと美味しくいただけます。根の部分も生でサラダで食べるとアミラーゼという消化酵素の働きで、胃腸の働きを整えてくれます。丸ごとスープに入れて煮込むと、ほんのり甘くて美味しいですよ。
季節の野菜レシピ
今回のレシピは「大根とラディッシュ&葉っぱのサラダ」です。
シャキシャキ食感の大根とラディッシュを無駄なく使うため、ラディッシュの葉の塩揉みが、いいアクセントになっています♪
詳しい作り方はこちら(楽天レシピ)でご覧ください。
さて、そろそろ夏野菜の準備も本番を迎えつつありますので、次回は野菜のかわいい苗の様子についてお届けしたいと思います。お楽しみに!
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- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
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