種を蒔いて夢を育てる Farm to Table Vol.45

種を蒔いて夢を育てる  Farm to Table Vol.45
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最終更新日:2022.11.29 公開日:2022.11.24

楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2022年9月16日号の一部をご紹介します。

目次

畑だより

楽天農業

2021年9月に、楽天農業から6名の独立農家が誕生しました。その中の一人は「パプリカファーム」を立ち上げた兵頭芳樹さんです。2017年1月に入社して最初の2年間に野菜の栽培を携わった後、サラダの出荷、お客様対応、工場部門や契約農家さんの支援などの幅広い事務を2年間担当してきました。ちょうど独立して1年が経つ時点で、兵頭さんに話を聞きました。

−−独立しようと思ったのはいつからですか?
種を植えると芽が出てくる現象が面白く感じ10代の頃から農業はやりたいと思っていたところ、タイミングが来たため独立することにしました。「自分の自由意志で判断し、その結果について責任を負うというのが独立する」と、とてもシンプルになるので、独立という方法をとりました。

楽天農業

−−唐突ですが、なんで「パプリカ」を農園の名前に…?
パプリカは生産していないのですが、語感が個人的に好きなのが一番の理由です。あと個人的に、カラフルで明るいイメージがある反面負の感情もそこにはあって、両面を包容して前向きな言葉に感じたためです。

−−会社で農業する時と比べて、独立の後は何か変わりましたか?
元々独立するつもりで会社で働いていたこともあって、心境の変化は特にはないのですが、野菜が病害虫などで出来ないということに対しての怖さは大きくなりました。栽培の仕方については、やはり自分の意志ですべてを決めることができる環境になったので、より良いやり方を模索して少しずつ変えていっています。

楽天農業

−−独立してちょうど1年間。「失敗したな」と思う時ありますか?
資金をもっと確保しておけばよかったなと思いました。農業を始めるにはそれなりのお金が必要なので、もっと貯めておくなり融資を活用するなりしておけばよかったと思いました。栽培に関しては失敗ばかりしています。特に病害虫の発生に対して非常に無力と感じます。
ただ、農業は他の産業に比べて、融資や投資、補助金等の制度が充実しているので、積極的にそのような制度を活用して資金ショートを起こさないようにしていきたいと思います。栽培については、土づくりをしっかり意識して、病害虫の被害を少なくしていきたいと思います。

楽天農業

−−今後の目標を教えてください!
まずは楽天ファームに委託された野菜を安定出荷することです。委託された量を安定出荷するということは本当に難しいなと思う1年だったので、この点を一番に考えて栽培していきたいと思います。

取材した八月下旬、種まきをしたばかりの圃場にはまだ何の野菜もなかったのですが、今頃お手元に届いているサラダは、兵頭さんが作った野菜がもう入っているかもしれません。夢を描きながら、冷静な振り返りも欠かさずに確実な歩みを続ける兵頭さんの姿を見て、思わず野菜を食べたくなってきました。

インタビュイー:兵頭 芳樹(ひょうどう よしき)
愛媛生まれです。現在農地に行くこと以外あまり何も出来ていない生活を送っていますが、猫が寝ている隣でYouTubeや映画を観るのが日課となっています。

契約農家「山幸(やまこう)農園」長野県飯綱町

契約農家「山幸(やまこう)農園」長野県飯綱町

長野県飯綱町
山幸(やまこう)農園

海外生活から転身した5代目りんご農家

契約農家「山幸(やまこう)農園」長野県飯綱町

山幸農園の山浦佳奈子さんは、特別栽培農産物の基準を満たした「皮ごと食べても安全安心なりんご」作りの難しさに驚く日々の中、だからこそ大変な状況、それでもその栽培方法を続ける想いを発信中。お客様にお届けするりんごには手作りの紹介紙を丁寧に添えています。

契約農家「山幸(やまこう)農園」長野県飯綱町

長野りんごの代表格「シナノスイート」の他、「月と太陽のりんごセット(ぐんま名月と陽光)」といった2品種の食べ比べができる詰め合わせはプレゼントにもぴったり。

色も形も味わいも個性輝くりんごたちに心ときめく実りの秋を楽しみませんか?

次回はどんな人からのメッセージがあなたのもとに届くのか、お楽しみに!


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  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
CATEGORY :農家さん

ライター情報

  • Noumusubi
  • Farm to Table編集部

    楽天農業株式会社で発行を担当する「Farm to Table」の制作チーム。楽天ファームの自社農場より、日々の畑仕事や農場メンバーの熱い想いをダイレクトにお伝えしている。月2回発行のフライヤーは商品と一緒にお客様へ直接お届け。最新号はご自宅に届くオーガニック野菜とお楽しみください!

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