冷凍カリフラワーの離乳食レシピ!管理栄養士監修の簡単&時短テクニック

冷凍カリフラワーの離乳食レシピ!管理栄養士監修の簡単&時短テクニック
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最終更新日:2024.09.13 公開日:2022.09.14

カリフラワーは離乳食におすすめの野菜!新鮮なうちに下ごしらえして冷凍…が面倒な時は、冷凍カリフラワーで時短!管理栄養士が教える調理のコツと栄養&保存。初・中・後・完了期にレシピ4種をご紹介。

目次

カリフラワーを離乳食にするコツと栄養素

冷凍カリフラワーを離乳食にするコツと栄養素

カリフラワーはブロッコリーの突然変異といわれている野菜で、クセがなく甘みがあり、ホクホクした食感が特徴です。生のカリフラワーは旬である冬ごろに出回りますが、旬を気にせず一年中使える冷凍野菜は便利ですね。

離乳食として、カリフラワーは【初期(生後5~6カ月頃)】から取り入れられます。【初期】から【中期(生後7~8カ月頃)】は硬い茎は使わず、やわらかい穂先の白色の部分(花蕾(からい))を使います。【後期(生後9~11カ月頃)】から【完了期(生後12~18カ月頃)】は茎の部分もOKです。

また【後期】以降は、細かく刻まれた「カリフラワーライス」という商品も便利ですので、後半でご紹介します。

鉄やカルシウム、ビタミンCなど栄養豊富なカリフラワーをぜひ離乳食に取り入れましょう。

楽天ファームの「100%国産オーガニック冷凍カリフラワー」

今回使うのは「100%国産オーガニック冷凍カリフラワー」です。国内の農場で大切に育てられた希少な有機野菜なので、冷凍でもおいしいところが魅力です。

生のカリフラワーは茹で方によってはえぐみが残り、苦みを感じることもありますが、こちらの冷凍カリフラワーはカット、下茹で済みなので心配は不要です。

実際に食べてみると、ホクホクとして甘みもあり、カリフラワーのやさしい味わいを楽しめました。

1歳の子どもに今回紹介する「青のりピカタ」を食べさせたところ、勢いよくパクパクと食べてくれました。生のカリフラワーは茹でるのに手間がかかるため、実は今まで数える程度しかあげたことがなかったのですが、こちらの冷凍カリフラワーを使えば、これからも気軽に食べさせられそうです。

それではこちらの冷凍カリフラワーを使い、離乳食初期から完了期まで、それぞれの時期にあわせたレシピを紹介していきます。

初期(5~6カ月頃):カリフラワーペーストのレシピ

初期(5~6カ月頃):カリフラワーペーストのレシピ

離乳食【初期】はカリフラワーをなめらかなペースト状にします。硬い茎は避け、やわらかい穂先を使いましょう。

<材料(1人分)>
冷凍カリフラワー・・・1房(約15g)
湯冷まし・・・小さじ1~2

初期(5~6カ月頃):カリフラワーペーストのレシピ

<作り方>
① 耐熱容器にカリフラワー、水(分量外)を小さじ1入れ、ラップをふんわりとかけて電子レンジ(600W)で30秒加熱する。加熱が足りなければ10秒ずつ様子を見ながら追加して加熱する。

② ①の茎を切り落とし、すりつぶして湯冷ましを少しずつ加え、ポタージュ状になるまでのばす。

<ポイント>
カリフラワーのザラザラした食感が気になるときは、裏ごししてもよいでしょう。ハンドブレンダーを使うと、あっという間になめらかになります。

中期(7~8カ月頃):カリフラワーと豆腐のとろとろ煮のレシピ

中期(7~8カ月頃):カリフラワーと豆腐のとろとろ煮のレシピ

離乳食【中期】は穂先の部分をみじん切りにして使います。とろみがあると飲み込みやすくなるため、煮物やスープにする際は水溶き片栗粉を使ってとろみをつけましょう。

豆腐と白菜と一緒にだし汁で煮込む、とろとろ煮を紹介します。

<材料(作りやすい分量)>
冷凍カリフラワー・・・1房(約15g)
白菜(内側のやわらかい葉先)・・・10g
絹ごし豆腐・・・30g
だし汁・・・大さじ3
片栗粉・・・小さじ1/4
水・・・小さじ1/2

中期(7~8カ月頃):カリフラワーと豆腐のとろとろ煮のレシピ

<作り方>
① 白菜はみじん切りにし、深さのある大きめの耐熱容器に入れ、だし汁を加えてラップをせずに電子レンジ(600W)で2分~2分30秒様子を見ながら加熱する。ラップや小皿などでフタをして3~4分蒸らす

② カリフラワーは電子レンジ(600W)で10秒ほど加熱し、茎を切り落とし穂先を細かく刻む。豆腐は1cm角に切る。

③ ①のフタを外し、カリフラワー、豆腐を加え、50秒加熱する。水溶き片栗粉を加え、さらに10~15秒加熱する。豆腐をスプーンなどで食べやすい大きさに崩す。

<ポイント>
冷凍保存をする際は、豆腐を入れない状態で冷凍し、解凍する際に豆腐を加えましょう。

後期(9~11カ月頃):カリフラワーとマッシュポテトのチーズ焼きのレシピ

後期(9~11カ月頃):カリフラワーとマッシュポテトのチーズ焼きのレシピ

離乳食【後期】はカリフラワーを3~5mm程度の大きさに刻みます。茎は少し硬いため、小さめに刻んであげるとよいでしょう。

今回、マッシュポテトに混ぜ込む具材はカリフラワーだけですが、キャベツや人参、コーンなどの野菜、ツナや鶏ささみなどのタンパク源とあわせるのもおすすめです。

<材料(作りやすい分量)>
冷凍カリフラワー・・・4房(50g前後)
じゃがいも・・・1個(100g)
牛乳(または育児用ミルク)・・・大さじ2~
ピザ用チーズ・・・1食につき3g

後期(9~11カ月頃):カリフラワーとマッシュポテトのチーズ焼きのレシピ

<作り方>
① じゃがいもは芽がないか確認し、よく洗って皮ごとラップに包み、電子レンジ(600W)で3分加熱する。爪楊枝などを刺してみて、硬いようであれば20秒ずつ追加して加熱する。火が通ったら3分ほどラップに包んだままにしておく。

② 耐熱容器にカリフラワー、水(分量外)を小さじ1入れ、ラップをふんわりとかけて電子レンジ(600W)で50秒加熱し、5mmの大きさに刻む。

③ じゃがいもが手で触れるくらいの熱さになったら、手で皮を剥いてフォークなどでつぶし、牛乳、②を加える。

④ オーブン加熱対応の耐熱容器に③を入れ、ピザ用チーズを載せて焼き色がつくまでトースターで3~5分、様子を見ながら加熱する。

<ポイント>
じゃがいものパサつきが気になる場合は、牛乳をさらに加えてください。冷凍保存する際は、③の状態で冷凍しましょう。

完了期(12~18カ月頃):カリフラワーの青のりピカタのレシピ

完了期(12~18カ月頃):カリフラワーの青のりピカタのレシピ

【完了期】からは手づかみ食べや、前歯でかじり取る練習ができるレシピに挑戦しましょう。

今回のレシピは、カリフラワーを少し大きめにカットして、かじり取って食べられるようにしています。上手に食べられないときは、食べやすい大きさに切ってあげてくださいね。

<材料(1人分)>
冷凍カリフラワー・・・3房(約45g)
薄力粉・・・小さじ1
卵・・・1/3個
青のり・・・適量
サラダ油・・・小さじ1/2

完了期(12~18カ月頃):カリフラワーの青のりピカタのレシピ

<作り方>
① 耐熱容器にカリフラワーを入れ、ラップをして20秒加熱する。食べやすい大きさに切り、薄力粉をまぶす。

② よく溶きほぐした卵に青のりを加え、①を絡める。

③ フライパンにサラダ油を入れ弱火で熱し、②を焼く。2分焼いてひっくり返したらフタをして2分蒸し焼きにし、フタを外してさらに1分ほど転がしながら焼く。

<ポイント>
青のり以外にも、すりごま、粉チーズなどでもアレンジ可能です。卵を使ったレシピは冷凍保存に向きませんので、食べきれる量を作りましょう。

離乳食後期からは「カリフラワーライス」が便利

離乳食後期からは「カリフラワーライス」が便利

離乳食【後期】から使える、カリフラワーライスをご紹介します。
もともとはお米の代わりに食べることを目的としているのですが、細かく刻まれているため離乳食にもぴったりです。

離乳食後期からは「カリフラワーライス」が便利

カリフラワーは米粒状の3~5mm程度に刻まれています。茎が使われているため離乳食【後期】【完了期】でお使いになるとよいでしょう。

煮物、和え物、スープなどに、包丁不要で使いたいときにすぐに使えて便利です。今回紹介した【後期】のレシピ「カリフラワーとマッシュポテトのチーズ焼き」にも、大さじ2~3杯ほどで代用できますよ。

【後期】からは1日3回食になり、離乳食の準備が大変になってきます。カリフラワーライスを活用すれば、時短にも大助かりです。

カリフラワーライスと同様に「ブロッコリーライス」という商品もあり、同じように使えて便利なので、よろしければ一度チェックしてみてくださいね。

保存方法や賞味期限、注意事項

保存方法や賞味期限、注意事項

冷凍カリフラワーを使った場合でも、加熱調理をしたものは冷凍保存が可能です。
1食分ずつラップに包むか、製氷皿などに入れて凍らせ、凍ったら冷凍用保存袋に移して保存しましょう。

冷凍した場合の保存期間の目安は、1~2週間ほどです。食べる際は電子レンジか小鍋を使い、十分に再加熱をしてください。

また赤ちゃんは雑菌に対する抵抗力が弱いため、衛生的な調理を心がけましょう。

<ご注意>
今回の記事でお伝えした食べ物の大きさや月齢はあくまで目安ですので、赤ちゃんの食べ具合によって調整してください。
また紹介したレシピはアレルギーでない場合を対象に紹介しています。使用する食材については、アレルギーがないかを確認したうえであげるようにしましょう。


以上、いかがでしたか?

下準備が必要な野菜も、冷凍野菜を使えば手軽に離乳食に取り入れられます。なるべく赤ちゃんには安心できるものをあげたいという方には、100%国産オーガニック冷凍カリフラワーがぴったり。おいしい冷凍カリフラワーを、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!


◎今回使用したカリフラワーライスは楽天市場で購入できます。

かんたん離乳食
  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
CATEGORY :レシピ

ライター情報

  • Noumusubi
  • 広田 千尋

    管理栄養士。保育園・保健センター・病院で幅広い年代の健康づくりをサポートし、2020年より独立。栄養や食に関するコラム執筆、監修、健康に配慮したレシピ作成などを行う。プライベートでは1児の母で、毎日の食事作りに奮闘中。身近にある材料でとにかく簡単に作れるレシピの提案を得意とする。

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