ココアと鍋で最強の温活!生姜パウダーが体の芯、シナモンが手足から温める管理栄養士の温活レシピ
寒~い季節は、体の内側から温まってみませんか?今回は楽天ファームの有機生姜パウダーと有機シナモンパウダーを使って、手軽な温活レシピをご紹介!手足から?体の芯から?温まり方の差も管理栄養士が解説します。
生姜とシナモンの効果・効能の違い
生姜とシナモンは、どちらも体を温めてくれる効果がありますが、その温め方には少し違いがあります。
体の中心部を温めたいときは生姜、手足の指先など体の末端を温めたいときはシナモンの効能に期待しましょう。
まず生姜について、主な薬効成分として、辛味成分の「ジンゲロール」と「ショウガオール」に分かれます。「ジンゲロール」は生の生姜に多い成分で、皮膚に近い末端の血管を拡張させて発汗を促し、解熱します。このため、一時的に温かくなっても汗をかいて逆に体を冷やしてしまうこともあります。
一方「ショウガオール」は、加熱した生姜や乾燥した生姜に多く含まれます。胃腸などおなかの周りの血行を良くして、体の中心部を温める効果が高いとされています。このため、冬などの寒い時期に体を温めたい場合には生の生姜よりも加熱または乾燥した生姜を摂ると良いでしょう。
次にシナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」には、手足など体の末端の毛細血管の血流を改善する効果があるとされています。
ただし、シナモンの人に対する研究はまだ十分ではないようですので、一度にたくさん摂ることや妊娠中の長期にわたる摂取などは控えましょう。
今回のレシピに使用するのは、楽天ファームの「100%オーガニック しょうがパウダー」と「100%オーガニック セイロンシナモンパウダー」です。こちらの生姜とシナモンは、化学肥料・農薬不使用の有機JAS認証で栽培も加工もされていて、収穫後も化学薬剤を使わず、味や香りも高品質にこだわっているようです。口コミもよかったので安心できました。また少量の瓶で売っているパウダーより、大容量でコスパも良いと思います。
それではこちらの体ぽかぽか♪有機生姜パウダーと有機シナモンパウダーを使ってとっておきのレシピをご紹介していきます。
手足をあたためる温活レシピ
まずは、手足など体の末端が冷えやすい方におすすめの「シナモン風味のココア豆乳」を紹介します。
シナモンには体のすみずみまで温める効果が期待できますので、寒い日のお出かけ前や帰宅後に飲むと、指先のかじかみが楽になりますよ。
<材料 1人分>
無調整豆乳 ・・・200ml
純ココアパウダー・・・小さじ1
はちみつ・・・小さじ1
シナモンパウダー・・・小さじ1/2
マシュマロ(あれば)・・・1個
シナモンパウダー(仕上げ用)・・・適量
<作り方>
① ココアパウダーはダマにならないよう、少量の豆乳で溶いておく、または小鍋にココアパウダーを入れ、豆乳を少しずつ加えて溶きのばす。
② はちみつも加えて、沸騰直前まで温める。
③ 火を止めたらシナモンパウダーを加えて、軽く混ぜる。
④ カップに注ぎ、お好みでマシュマロやシナモンパウダーを振るい、完成。
<ポイント>
・豆乳は沸騰させると膜が張ってしまうので、沸騰させないようにしましょう。
・シナモンは加熱すると風味が飛んでしまうので、火を止めてから加えましょう。
・鍋を使うのが面倒な場合は、マグカップにココアと豆乳を溶きのばしてから、はちみつも加えて500Wの電子レンジで1分半〜温めてもOKです。ただし、突沸することがあるので様子を見ながら加熱してください。
豆乳を使うので、たんぱく質も補えて、朝にもおすすめです。たんぱく質は他の栄養素と比較して、体熱になりやすく、体が温まりやすくなります。
また、ココアには「テオブロミン」という血管を拡張する効果のある成分が含まれるので、体を温める相乗効果が期待できます。
体の芯からあたためる温活レシピ
次に、寒い日に嬉しい体の芯から温める「生姜でポカポカ最強温活鍋」のレシピをご紹介します。
体熱になりやすいたんぱく質として豆腐と鶏ひき肉のつくねを加え、冬野菜で体を温めてくれる根菜の大根、人参を使い、さらに免疫力アップに効果的なビタミンDを多く含むまいたけ、そして抗菌作用があり風邪予防にも効果的なネギを加えた最強の鍋レシピです!腸内環境を整える発酵食品、味噌や塩麹を使うこともポイントになっています。
<材料 2~3人分>
*鍋の具材
豆腐・・・一丁
大根・・・5cm(200g)
にんじん・・・1本(150g)
長ねぎ・・・1本
水菜・・・2株(150g)
まいたけ・・・1パック(200g)
*つくね
鶏ひき肉・・・250g
塩こうじ・・・小さじ2
卵・・・1個
片栗粉・・・大さじ2
生姜パウダー・・・小さじ1/2
*つゆ
出し昆布(6cm×6cm)・・・1枚
水・・・800ml
味噌・・・大さじ3
みりん・・・大さじ2
生姜パウダー・・・小さじ1と1/2
<準備>
出し昆布を水につけておく。(できれば30分以上、難しければ調理に取り掛かる一番初めに)
<作り方>
① 具材を切る。豆腐は一口大、大根とにんじんは短冊切り、長ねぎはななめ薄切り、水菜はざく切り、まいたけは手でほぐしておく。
② つくねを作る。鶏ひき肉に塩こうじを加え、粘り気が出るまでよくこねる。
③ 卵も加えてなじんだら、片栗粉と生姜パウダーも加える。
④ 昆布の入った水を鍋に沸かし、沸騰したらスプーン2本を使って②のつくねのタネを加える。
⑤ つくねに火が通ったら残りの野菜類と味噌、みりん、生姜パウダーも加えて煮ながらいただく。
体を芯から温めてくれる生姜パウダーをつくねにもつゆにも加えています。鍋つゆに加える生姜パウダーはお好みで量を増やしてもいいですよ。
生姜パウダーの活用アイディア
生の生姜ももちろん良いですが、すりおろすのが手間であったり、気づいたら冷蔵庫で干からびてしまったり…という経験はありませんか?
生姜パウダーであれば、常温で保存もきくので料理やドリンクなどに手軽に取り入れられます。ここでは、生姜パウダーの活用アイディアをご紹介します。
・豚肉の生姜焼き
すりおろして生姜を加える作り方が一般的ですが、醤油やみりんなどの調味料に一人分あたり小さじ1/2ほど入れると適量です。
・生姜くず湯
鍋に水150ml、片栗粉またはくずを小さじ1、生姜パウダー小さじ1/2を加えて、火にかけとろみをつけていただきます。お好みではちみつなどの甘味料を大さじ1ほど加えると飲みやすいです。お腹の調子が悪い時や風邪のひきはじめなどにおすすめです。
他にも、ドレッシングやめんつゆにちょい足し、スープに加える、生姜あんかけにして湯豆腐にかけたり、焼きりんごや大学芋にひと振り、砂糖と水と煮詰めてジンジャーシロップにしたり、料理からスイーツまで幅広く使えますね!
和食に中華、洋食にデザートまで、むしろ生姜に合わない料理はあまりないかもしれませんね。普段の料理にちょい足しして、手軽に温活週間を続けてみましょう!
シナモンパウダーの活用アイディア
シナモンはスイーツに少量使うだけという方も多いかと思います。しかし、意外にもお肉料理やカレーなどの煮込み料理にも相性が良いですよ!
・シナモン唐揚げ
醤油やみりん、ニンニクなどの合わせ調味料にシナモンパウダーを加えます。鶏もも肉1枚に対し、シナモンパウダー小さじ1/2ほどが適量です。加熱する過程で、シナモンの独特の香りがほどよく飛び、上品に仕上げてくれますよ。
・煮込み料理
カレーやクリームシチュー、ビーフシチューなどに小さじ1/2〜小さじ1ほど加えると、いつもの料理が格上げされたような味わいに!肉の下味にシナモンをもみ込んでおくことで、臭みを消す効果もあります。
もちろんトーストに砂糖と一緒にまぶしてシナモンシュガーや普段飲む紅茶やコーヒー、ココア、ルイボスティーなどに加えるなどもおすすめです。
他にも、白玉あんみつに振るう、いちごやりんごなど生の果物にかけて味わう、バターと合わせるなど使い方は無限に広がります。
以上、生姜とシナモンの有機パウダーを使った「シナモン風味のココア豆乳」と「ポカポカ最強温活鍋」のレシピはいかがでしたでしょうか?
手足の冷えはシナモン、体の芯から温める生姜を、パウダーで簡単に生活へ取り入れて、今年の冬はぽかぽかに過ごしていきましょう!
- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
- 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。