女性が農業ってどんな感じ?新米なでしこ農家ぬかみんの「農業あるある」リアルレポートVol.4

女性が農業ってどんな感じ?新米なでしこ農家ぬかみんの「農業あるある」リアルレポートVol.4
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最終更新日:2021.07.05 公開日:2021.01.21

皆さん、明けましておめでとうございます。愛媛で迎える初めての新年です。愛媛は年末年始に強風や雪に見舞われ、農地の復旧作業に追われました。そんな中私は体調を崩してしまい…。慌ただしい2021年のスタートとなりましたが、今年も笑顔で頑張ります!

目次

ひょっこり♪農地のお客さま

ひょっこり♪農地のお客さま

農地にはたくさんの生き物が現れます。それも有機農業だからこそです。今回のお客さまは、山東菜の上でキリッとポーズをキメている(?)カマキリ。ボディと山東菜の葉の色がそっくりで途中まで気づかずに作業していました。一緒にいた先輩はカマキリの後ろで、ばっちりピースをキメてくれました♪

野菜を食べてしまったり、腐らせたりと、ある種の虫は農業において“害虫”と言われたりしています。でも、「虫も集まらないような“不自然な”環境を作るのは、人間の勝手だよね」なんて考えたり…。有機農業を営む上で、虫たちと上手に付き合えるよう、日々勉強は続きます!

ひょっこり♪農地のお客さま

農地にやってくるのは虫だけではありません。この日はなんと可愛い白猫ちゃん!動物好きな先輩の内からにじみ出る優しさを感じとったのか、先輩の後をついて回る甘えっぷり。私も動物、特に猫が大好きなのでちょっと羨ましかったです。

しかし、こんなかわいい猫ちゃんでも農地では邪魔者になってしまいます。野菜に被せている不織布を破ったり、いたずらをしたりするため“獣害”の“獣”なのです。大切な野菜を守るため、見つけ次第すぐお別れしました。また違う場所で会えるといいなぁ。

愛媛でもブロッコリーを一斉収穫!

愛媛でもブロッコリーを一斉収穫!

すっかり冷え込んできたころ、愛媛県産のブロッコリーが収穫時期を迎えました。花蕾(からい:ブロッコリーの房、つぼみの部分)が大きく引き締まっているものを刈り取っていきます。
刈り取った後は葉を落とし、花蕾と茎に分けます。茎の部分は捨てずに「冷凍ブロッコリーライス」になります。ほんのり甘くてヘルシーで美味しいんですよ。

 写真は、収穫後の選別をしている同期の後ろ姿。いつもハツラツとしていて元気をもらっています。ありがとう!

こんなにピカピカな小松菜が育ちました

こんなにピカピカな小松菜が育ちました

見てください!このピカピカな小松菜!真っすぐ、力強く、太陽の光を一杯浴びて育った姿。とってもきれいで、うれしくなって思わず写真を撮りました。こんなきれいな緑の野菜ができると、その場にいなかった仲間にも見せたくなります。美味しいサラダになって皆様のもとに届きますように。

吹雪の中…寒くて思わず笑っちゃう!?

吹雪の中…寒くて思わず笑っちゃう!?

昨年の暖冬とはうってかわって、今年は全国で大寒波に見舞われました。愛媛でも夜の間に雪が降り積もり、朝起きて窓の外を見ると銀世界でびっくり!私は雪国石川県生まれなので、なんだか懐かしかったです(笑)。

そんな雪ですが、あったかい部屋の中で窓越しに眺める分には風情があっていいけれど、農業は野外でのお仕事!お客さまに美味しい野菜を毎日お届けするため、この日は吹雪の中で収穫作業を行いました。

農地メンバーの作業着スタイルもすっかり冬仕様。ニット帽やネックウォーマー、カイロなどとにかく防寒がすごい!布製の手袋は濡れると指先が凍り痛くて動かなくなってしまうので、防水性のあるニトリル手袋(使い捨てのビニール手袋)の上に、普段の布手袋を重ねる人もいました。

「寒いよ~!!!」と叫びながら思わず笑ってしまう瞬間をパシャリ。

今年は多くの野菜が霜によって傷んでしまうという被害がありましたが、なんとか復旧できるように臨んでいる日々です。応援よろしくお願いします!

とっておきのブロッコリーレシピのご紹介♪

冷え込む冬に旬を迎えるブロッコリー。楽天ファームでは、国産有機冷凍ブロッコリーも皆様にお届けしています。今回はそんな一口サイズにカットされた便利な冷凍ブロッコリーを使って、とっておきのレシピを2品紹介します。

ブロッコリーのシンプルパスタ

★ブロッコリーのシンプルパスタ

〈材料〉一人前
・冷凍ブロッコリー ひとつかみ(お好みの量)
・パスタ      80~100g
・レモン      お好みで
・白だし      小さじ2
・にんにく     2かけ
・塩、胡椒、オリーブオイル…適量

 〈作り方〉
たっぷりのお湯に、塩をなめてしょっぱく感じる程度入れて、パスタを茹でます。
フライパンに、にんにくのみじん切り、多めのオリーブオイル(大さじ3以上がおすすめ)を入れ、弱火にかけます。香りがたってきたら凍ったままのブロッコリーと白だし、水を100ccほど加え蓋をします。ブロッコリーがやや煮崩れるまで蒸すような感じで、おたま一杯分程度の水分は残るように、水分が減ってきたら水を足します。
パスタが茹であがったら、フライパンに加え、ブロッコリーと絡めて、塩と胡椒で味を調えます。
お好みでレモンを添えて完成です。

〈ポイント〉
全てのパスタに共通しますが、油分、水分、塩加減がポイントです。
思っているよりソースのオリーブオイル、煮汁、塩分量は多めを意識してみてください。材料がシンプルで具はブロッコリーのみなので、ブロッコリーの甘みが存分に感じられます。
ちなみに、冷凍ブロッコリーではなく、生のブロッコリーを煮ても美味しいです。煮ている間に煮汁が減ったら水を足すというのがポイントになります。

ブロッコリーのおかかポテトサラダ

★ブロッコリーのおかかポテトサラダ

〈材料〉作りやすい量
・冷凍ブロッコリー ひとつかみ(お好みの量)
・じゃがいも    2個
・マヨネーズ    お好みの量
・めんつゆ、米酢  小さじ2
・削り節      1パック

〈作り方〉
じゃがいもは柔らかくなるまで茹でます(レンジ加熱でもOK)。
冷凍ブロッコリーは耐熱容器などに入れ、袋の表記通りにレンジで加熱し解凍します。加熱後は、水気を絞っておきます。
ボウルに茹でたじゃがいも、ブロッコリー、全ての材料を入れてじゃがいもをつぶしながら、混ぜ合わせて完成です。

さて、100%国産オーガニック冷凍ブロッコリーを使ったレシピを2品紹介しました。いかがでしょうか。

ブロッコリーといえば、スーパーなどで1株丸ごと買うと、小さく分けて、茹でて…となかなか面倒ですよね。今回は冷凍ブロッコリーを使用しましたが、袋から出してそのままフライパンへレンジへとかなりお手軽でした。寒い時期だからこそ甘みを蓄えたブロッコリーをぜひお楽しみください♪

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
CATEGORY :農家さん

ライター情報

  • Noumusubi
  • 額見奈央

    楽天農業株式会社の2020年新入社員。石川県生まれ、奈良で学生時代を過ごして、愛媛にやってきました。「人にも環境にも優しく、人のつながりが生まれ続いていく」そんな地域に根差した農業を目指しています♪女子大出身・農業未経験女子だって農業ができることを発信していきます。

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