SNSで大人気!可愛い農家アイドルが出現!?北海道ナッツさんの素顔とお試しセットの魅力を緊急取材!

SNSで大人気!可愛い農家アイドルが出現!?北海道ナッツさんの素顔とお試しセットの魅力を緊急取材!
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最終更新日:2021.07.27 公開日:2019.12.05

「なまらめんこい~北海道畑だより」で大人気のナッツさん。いつもどのような想いで作っているのか、作物の裏側にあるストーリーとは…? ナッツさんの素顔と「秋の味覚セット」の魅力についてお聞きしてみました。

――毎日の食卓で大切にしていること。野菜生活をどの様に取り入れてますか?

野菜の味を楽しむために、調理しすぎないことを意識しています。よりシンプルに。それぞれの野菜の旨み、甘み、苦味の奥にある甘み、歯ごたえはかなり気にします。

――農むすびで連載「北海道からナッツの畑だより」がスタートした日にいいねが400を超えましたが、周りの反応はいかがでしたか?

※2019年12月3日取材 現時点の記事画面です

どのくらいが多いのか分からず、私自身もあまり分かっていないのが現状です。「北海道からナッツの畑だより」をたくさんの方が読んで楽しんで下さっているのかな?とうれしくなりますね!

――農業への情熱はいつからですか? きっかけについて教えて下さい。

実は2年前ほどです。実家が農家だったこともひとつのきっかけですが、一番大きなきっかけは、東京で働いていた頃に家から送られてきたじゃがいもの美味しさに気がついた時ですね。スーパーで買った野菜と家から届いた野菜の、旨みや甘みの違いには驚きました。家のじゃがいもで作るスープや味噌汁は、旨みが全然違うんです。じゃがいもから出汁が出ていたんでしょうね。こんなに美味しいものを日々食べていたんだ!って。これってすごく贅沢なことじゃないですか?

他にも、街灯がないので毎日満点の星空を眺められること。四季の香りを感じられる風を受けられること。そして、四季の移り変わりを食と共に喜べること。視点を変えると、田舎にはこんなにもスケールの大きな贅沢が沢山ある。農業はそれらと共に生きることのできる。本当に贅沢なお仕事なのだと気づいたことです。

――仕事としての農業の本質や醍醐味に気づいたからなのですね。では、ナッツさんが農家になるまでのご経歴・ご経緯はいかがでしょうか?

北海道はさいこー

大学で経済学を学び、上京してから営業を経験し、ホステス接客業も経験しました。当時は農家になることは考えもしていませんでした。ですが、様々な業種や人との出会いにより、「自分らしい生き方とは」「自分が大切にしたいものとは?」「自分がなりたい自分とは?」など、考えさせられる瞬間が沢山あり、全てを結びつけた時に農家にたどり着きました。

――契約農家になっていかがですか?

「野菜のストーリーを伝えたい」これが私の目指す農業でした。
野菜の成長を皆さんが楽しんでくださるのでとてもうれしいです。
一人でやっているため、数量に限りが出てしまうのが現在の悩みです。

――今回、12月下旬にお届け予定の「ナツやさいの秋の味覚セット」がスタートしましたがどんな商品なのでしょうか?

全てが土地に適したお野菜の詰め合わせですので、全種類を楽しんでいただきたいですが、前述でもある私が農家をはじめた原点となった「じゃがいも」の美味しさは格別です。また、北海道の伝統野菜である「八列トウモロコシ」はぜひとも皆さんに楽しんでもらい、存在を知って欲しいです。焼きトウモロコシの原点となった品種で一粒一粒が硬くしっかりとしているので、焼きで食べると本当に美味しいです。スイートコーンとは全然違う味わいがあるのです。今回は乾燥させたポップコーンとして同梱しています。

――「八列トウモロコシのポップコーン」がとても気になります!普通のポップコーンとの違いは?

トウモロコシにも品種があります。八列トウモロコシは硬粒種という分類になり、普通のポップコーンに比べて、熱を加えたときの破裂はやや小さめです。なので小粒のポップコーンになりますが、できたてはサクサクでほんのりした甘みが特徴です。ポップコーンを作るときに破裂しないものがありますが、それも含めてとても美味しいですよ!

――元カルビーの契約農家さんだったのですね!キタアカリを美味しくいただく秘訣や おすすめのレシピや、作り置きレシピ、保存方法はありますか?

実家ではフライドポテトにします。ホクホク系のじゃがいもなので、油であげるとカリカリと美味しいですよ。ポイントは8mm角くらいにカットしたじゃがいもを、火にかける前の油に入れてから、火にかけることです。油と一緒に20分ほど少しづつ温度を上げながら揚げると「病み付きフライドポテト」のでき上がりです。

野菜の保存は、基本的に暗く涼しい場所で保管してください。じゃがいもは乾燥を防ぐため、新聞紙などで包むと良いです。玉ねぎは湿気に弱いのでネットなどに入れておくと風通しがよく長持ちします。

――そのほか、おすすめの野菜の食べ方や魅力について教えて下さい。

「できるだけ素材をそのままに」がおすすめ。

 今年はかぼちゃが特に甘いですよ。津別町は昼夜の寒暖差があり、昼間は30度を超すのに夜は10度台ということはよくあります。その気候が野菜に甘みをのせてくれます。

丸々1個は多いようにも思いますが、1/4ずつ使うとかなりあっという間で消費します。かぼちゃサラダに、かぼちゃ団子、かぼちゃのかき揚げ、かぼちゃのニョッキなど、4人家族だと足りないくらいかもしれません。

――最後に、読者へメッセージをいただけないでしょうか?

旬のお野菜は本当に美味しいです。

寒く厳しい環境で育つ野菜はその環境に適応しようと栄養を溜め込みます。それが美味しさに変わるのだと感じています。まずは、ぜひシンプルに素材の味を楽しんでもらえると幸いです!

◆ 2019年12月末にお届け  「ナツ野菜の秋の味覚セット」

取材協力:ナツやさい

編集後記

いつも楽しそうに、そして完璧に、北海道の畑からお便りを届けてくれるナッツさん。可愛いお姿と、芯が強くパーフェクトなお仕事ぶりが魅力的な農家さんです。今回、いいね多数おめでとう取材をさせていただきました。彼女のドラマティックな上京物語や、農業に対する心意気がカッコイイ!! 心から農業を、そして北海道の自然と、ご家族(+愛すべき愛猫きなこ君)との時間を大切にされているのですね。これからもよろしくお願いします。(編集Kika)

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。

ライター情報

  • Noumusubi
  • Kika

    兵庫県出身。祖母は愛媛のみかん農家。段ボール箱で毎年みかんが届き1日10個以上食べていた。趣味はARTと旅とワイン。金融から農業のメディア編集にチェンジ。農家ってカッコイイ!子供たちが憧れる職業となるよう、農家さんの人生に向き合い、心に響く記事作りを心掛けている。

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