冷凍野菜で離乳食レシピ!管理栄養士が教える調理のコツと栄養&保存方法
冷凍野菜で、簡単&時短の離乳食レシピ!国産の有機野菜なら、赤ちゃんもママも大満足です。楽天ファームの100%オーガニック冷凍3種の野菜ミックスを使って、初・中・後・完了期のレシピ4種を管理栄養士がご紹介します。
冷凍3種の野菜ミックスを離乳食にするコツと栄養素
3種の野菜ミックスに使われている、たまねぎ、にんじん、じゃがいもは離乳食【初期(生後5~6カ月頃)】から取り入れられます。お粥や野菜に慣れてきた頃から使いましょう。どれも甘みがあるため、赤ちゃんが食べやすい野菜です。
3種の野菜ミックスは1cmほどの大きさにカットされており、離乳食【後期(9~11カ月頃)】の後半ごろから、そのままの大きさで食べられます。それまではつぶしたり刻んだりして、赤ちゃんが食べやすいようにしましょう。
離乳食【後期】からは食事の回数が1日3回に増えるため、包丁不要で使える冷凍野菜はとても重宝します。
たまねぎ、にんじん、じゃがいもは食物繊維、β-カロテン、ビタミンCなどのさまざまな栄養素を含むため、ぜひ毎日の離乳食に活用してくださいね。
今回のレシピに使うのは「100%国産オーガニック冷凍3種の野菜ミックス」です。希少な国産の野菜で、農薬、化学肥料は原則不使用で栽培されています。冷凍食品でも、なるべく安心できるものを赤ちゃんにあげたい方にぴったりです。
どの野菜も味が濃く、離乳食はもちろん、スープや煮込み料理などの大人の料理にも使えるため、ストックしておくと重宝します!
離乳食に使う際は、じっくり煮込むことでやわらかくなり、甘みも出ます。もうすぐ2歳になる子どもも、3種の野菜ミックスを使ったスープは大喜びして食べてくれるので、大助かりです。
それでは、3種の野菜ミックスを使って、離乳食【初期】から【完了期】まで4レシピをご紹介します。
初期(5~6カ月頃):3種の野菜ミックスペーストのレシピ
離乳食【初期】は、野菜をなめらかなペースト状にします。
加熱時間は、鍋の場合は10~15分ほど。電子レンジ(600W)の場合はたっぷりの水を入れて3分ほどでOKです。今回は電子レンジでの作り方を紹介します。
<材料(1人分)>
冷凍3種の野菜ミックス・・・15g
水・・・大さじ5
湯冷まし・・・小さじ1/2~1
<作り方>
① 深めの耐熱容器に冷凍3種の野菜ミックス、水大さじ5を入れる。ラップをふんわりとかけて電子レンジ(600W)で2分30秒~3分ほど、野菜がやわらかくなるまで加熱する。
② ①の水気を切り、すり鉢とすりこぎを使ってなめらかにすりつぶし、裏ごしする。湯冷ましを少しずつ加えてポタージュ状にのばす。
<ポイント>
ポタージュ状を食べるのに慣れてきたら、少しずつ水分を減らして、ぽってりとした状態にしていきましょう。
中期(7~8カ月頃):豆腐と野菜のだし煮のレシピ
離乳食【中期】では、野菜は粗くつぶすか、粗く刻みます。
3種の野菜ミックスの場合は、粗く刻むと使いやすいですよ。じゃがいもが入っており適度なとろみがつくため、とろみづけ不要なのもうれしいポイントです。
だしでコトコト煮込んで豆腐とあわせれば、簡単でおいしく、野菜と豆腐の栄養を摂れる1品が完成します。
<材料(1人分)>
冷凍3種の野菜ミックス・・・20g
絹ごし豆腐・・・30g
だし汁・・・100ml
<作り方>
① 鍋にだし汁を入れて強火にかけて沸かし、冷凍3種の野菜ミックスを入れる。再び沸騰したら弱火にし、フタをして10分煮込む。
② ①の火を止め、粗熱が取れたら野菜をいったん取り出して粗く刻む。鍋に戻し入れ、豆腐を手で潰しながら入れ、再び火にかける。水分を飛ばし、ヨーグルト状くらいのとろみになったら火を止める。
<ポイント>
豆腐は冷凍すると食感が変わり食べにくくなるため、冷凍保存する場合は、野菜を煮て刻んだあとに冷凍するようにしましょう。豆腐の代わりに、茹でた鶏ささみや白身魚でもアレンジできます。
後期(9~11カ月頃):ツナ入りクリームスープ のレシピ
離乳食【後期】では、歯ぐきでつぶせる硬さが目安です。
【後期】の前半は3種の野菜ミックスを刻んだ方が食べやすいのですが、形のあるものを食べられるようになってきたら、そのままの大きさでもOKです。
今回は彩りとして「100%国産オーガニック冷凍ブロッコリー 」も使います!水っぽくなく味が濃くて、離乳食にも使いやすいブロッコリーです。
ツナ入りクリームスープは、包丁不要で簡単に作れて、パパママの食事と一緒に調理できます。大人用の味のアレンジも紹介しますので、ぜひ召し上がってみてください。
赤ちゃん用だけに作る場合は1/2量で作り、冷凍保存で1~2週間以内に食べ切りましょう。
<材料(10~12食分、または赤ちゃん1人分+大人2人分)>
冷凍3種の野菜ミックス・・・200g
ツナ缶(水煮・食塩不使用)・・・1缶
冷凍ブロッコリー・・・4~5房
バター・・・小さじ2
水・・・200ml
牛乳(育児用ミルクでも可)・・・300ml
片栗粉・・・小さじ1.5~2
水・・・小さじ1.5~2
<作り方>
① 鍋にバターを入れて弱めの中火にかけ、冷凍3種の野菜ミックス、軽く汁気を切ったツナ缶を入れて炒める。水、冷凍ブロッコリーを入れ、沸騰したら弱火にしてフタをして15分煮込む。
② ①に牛乳を加え中火にする。牛乳がふつふつしたら弱火にし、水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけ、再びふつふつしたら火を止める。
③キッチンばさみや包丁を使って、野菜を食べやすい大きさに切る。
<ポイント>
・牛乳を加えたあと、ぐつぐつ沸騰させると分離する原因になります。分離しても問題なく食べられますが、食感がザラザラとしてしまいます。沸騰しない程度の温度で火を通すようにしましょう。
<大人用にアレンジするコツ>
赤ちゃんの分を取り分けたら、コンソメスープの素(顆粒)小さじ1を入れ、塩こしょうで味を調えてください。
完了期(12~18カ月頃):野菜たっぷりミートソースのレシピ
離乳食【完了期】は、歯ぐきで噛める硬さが目安です。3種の野菜ミックスはそのままの大きさで使ってOKです。
野菜たっぷりミートソースは、パスタにかけるのはもちろん、ご飯に混ぜてケチャップライス風に、ハンバーグや肉団子のソースに、お湯でのばしてトマトスープにするなど、さまざまなアレンジができます。
アレンジしやすく、また包丁不要で簡単に作れるので、メニューがマンネリしやすい【完了期】に使いやすいレシピです!
冷凍保存してもよいですし、大人も一緒に食べられるため、ぜひ試してみてくださいね。
<材料(6~8食分、または赤ちゃん1人分+大人2人分)>
冷凍3種の野菜ミックス・・・100g
豚ひき肉・・・100g
カットトマト缶・・・1/2缶
サラダ油・・・小さじ1/2
水・・・100ml
薄力粉・・・小さじ1
ケチャップ・・・大さじ1
牛乳(育児用ミルクでも可)・・・大さじ1
水・・・50ml
<作り方>
① フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、冷凍3種の野菜ミックス、豚ひき肉を炒める。ひき肉の色が変わったら、水100mlを加える。沸騰したら弱めの中火にし、水分が飛ぶまで5~10分煮込む。
② ①の火を止め、薄力粉を加えてよく混ぜる。カットトマト缶、ケチャップ、牛乳、水50mlを加えてよく混ぜて中火にかける。ふつふつしたら弱火にして、ときどきかき混ぜながら10分煮込む。
③ フライパンの底が見える程度まで水分が減ったら火を止める。
<ポイント>
3種の野菜ミックスがやわらかくなるよう、トマト缶を加える前に一度煮込むことがポイントです。合いびき肉や鶏ひき肉でもアレンジできますよ。味見をしてトマト缶の酸味が気になる場合は、砂糖小さじ1/2ほどを入れてみましょう。
<大人用にアレンジするコツ>
赤ちゃんの分を取り分けたら、ケチャップ大さじ1、コンソメスープの素小さじ1/2、しょうゆをひと回し入れ、塩、こしょうで味を調えましょう。お好みでおろしにんにくを少々加えてもOKです。
保存方法や賞味期限、注意事項
冷凍3種の野菜ミックスを使った離乳食は、再び冷凍保存して問題ありません。調理の際は清潔な調理器具を用いるようにし、解凍する際はしっかりと再加熱しましょう。
冷凍の場合の保存期間の目安は1~2週間ほどです。1食分ずつラップに包むか、製氷皿などに入れて凍らせ、凍ったら冷凍用保存袋に移して保存します。
冷蔵庫で保存する場合は、食べる前に再加熱し、その日のうちに食べ切ってください。
赤ちゃんは雑菌に対する抵抗力が弱いため、衛生的な調理を心がけましょう。保存期間に関わらず、なるべく早めに食べきると安心です。
<ご注意>
今回の記事でお伝えした食べ物の大きさや月齢はあくまで目安ですので、赤ちゃんの食べ具合によって調整してください。
また紹介したレシピはアレルギーでない場合を対象に紹介しています。使用する食材については、アレルギーがないかを確認したうえであげるようにしましょう。
以上、いかがでしたか?
冷凍3種の野菜ミックスを使うと、忙しいときでも簡単に手作り離乳食が完成します。大人用にも使えるため、ストックしておくと便利です。野菜の濃厚なうまみ、甘みも楽しめ、有機栽培であるため赤ちゃんも満足してくれること間違いなし!ぜひ一度、冷凍3種の野菜ミックスをチェックしてみてくださいね。
◎今回使用した国産オーガニック冷凍3種の野菜ミックスは楽天市場で購入できます。
- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
- 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。