美味しい野菜は、みんな密かにねらってる。楽天ファームの農場から食卓へFarm to Table Vol.4
楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2021年1月16日号の一部をご紹介します。
畑だより
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。冬の寒さが身に染みる時期となりましたが、二十四節気の暦の上では1月21日が「大寒」と呼ばれ、立春までの間のこの時期が、一年で一番寒い時期となります。この寒さの中産み落とされる卵は非常に貴重で、特に大寒の日に産み落とされた卵の事を「大寒卵(だいかんらん)」と言い、縁起物として扱われてもいます。
さて、実は農場でもこの時期になると、産みの苦しみの如く大切な仕事があります。今ではいろいろな資材を利用して1年中野菜の栽培を休みなくしていますが、露地栽培がメインの楽天ファーム自社農場では、1年の作付け計画をこの時期にします。
定期便の野菜セットの個人のお客様向け、レストランやホテルなど企業様向けのご注文を想定して作物を選び、農場の広さから栽培の量を計算して、およその収穫量を計算します。広大な農場を頭の中に描き、農地メンバーの動きを想定しながら作物の成長の様子を想像して収穫します。
計画の段階では、台風に襲われることもありませんし、虫に野菜を食べられることもありませんし、農地メンバーも毎日元気に作業をしています。しかし現実的には、そうは問屋が卸さないという訳です。毎年同じように計画を立てても、毎年新しい問題が起こります。
ベテランの農家さんも「農業は毎年1年生」と言われる所以です。1年の作業を頭の中でフル回転するのは、混乱して迷走して、終わるころにはぐったり・・・という感じになります。まさに大寒のこの時期ならではの産みの苦しみです。こうして生み出した作付け計画を元に、1年を走り抜けていきます。時に計画の変更をしながら(笑)。
ピックアップ野菜「スティックセニョール」
ブロッコリーの仲間のニョキニョキ野菜と言えば、スティックセニョール。
スティックセニョールは、畑にいる時からニョキニョキと脇芽と呼ばれる部分を元気よく伸ばしていきます。
茎の部分はスマートで、花蕾と呼ばれる蕾の部分は小さいのですが、ブロッコリーよりも優しくて甘い風味があり、お子様にも喜んで食べていただけます。
季節の野菜レシピ
今回のレシピは「スティックセニョールと地鶏のサラダ」です。
スティックセニョールは、ゆで時間が短い(約5分)とポリポリ。長め(約10分)だと柔らかくてあま~くなります。
詳しい作り方はこちら(楽天レシピ)でご覧ください。
さて、次回は冬の畑の主役の野菜をご紹介したいと思います。お楽しみに!
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- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
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