タイでも家族の体にやさしさが染みる和食を作りたい。だから私はオーガニックを選ぶ

タイでも家族の体にやさしさが染みる和食を作りたい。だから私はオーガニックを選ぶ
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2019.10.28

タイに住む私は家族の健康を支えるためにオーガニックを選んでいます。海外でも和食を作りたい、オーガニック食品にこだわる1人の妻・母親の想いが伝われば幸いです。

目次

なぜ私はオーガニックを選ぶのか ~胆のうを摘出し、家族の健康を願うようになったから~

私がオーガニック食材を選ぶようになったのは、自身の胆のう摘出手術がきっかけでした。娘を出産して一カ月が経つ頃、急に腹部の痛みを感じて病院に緊急搬送。胆石が見つかり、腹腔鏡手術で胆のうを摘出しました。

これまでケガで入院をしたことはありましたが、病気で手術をするのは初めてでした。あの痛みが続いていたら、私の命はなかったのかもしれない。痛みに悶え、叫び続けたあの苦しみをもう二度と味わいたくないと、健康でいることの大切さを痛感しました。

そして同時に、愛する人たちに私の様にこんな苦しい経験をさせたくない。毎日健やかに、1日でも長く生きてほしい。出産したばかりの私は家族の健康を強く願い、それを叶えるには人間の体を作る料理が大きく関わると思いました。

病気を予防する「薬膳」のインストラクター資格を取得し、勉強や情報収集を重ねていくうちにオーガニック食材への関心も深まりました。特にこれから体を作っていく小さいわが子にこそ、有機栽培・無農薬の食材を与えていくべきだと考えています。

タイ料理は味が濃い。家庭では体にやさしい和食を心がけたい

(タイ料理の一例。ソースや油などで味付けが濃いものが多いです)

私は現在、家族とタイで生活をしています。タイ料理は野菜たっぷりでヘルシーな料理もありますが、調味料をふんだんに使用したり、極端に味が濃い・辛かったりするものも多いです。たまに食べる分には美味しく、満足感があるのですが、毎日となると味覚や栄養素に偏りがあるかもしれないと感じています。

自宅では栄養素のバランスがとれる料理を作りたいと思い、和食づくりを心がけています。幸い、タイは親日国ということもあって日本の食品が買いやすいです。しょうゆ、みりん、料理酒などの基本的な調味料が手に入るので、日本で作るものと大差なく料理できます。

料理のレパートリーが決して多いわけではありませんが、南国の恩恵を受けて栽培された夏野菜を使い、いろいろな和食を作れるように努力しています。

タイはオーガニックに力を入れていて、食材が豊富

タイは世界各国から食品を輸入しており、オーガニック先進国であるアメリカ、オーストラリアやヨーロッパ諸国が産地のものを頻繁に見かけます。

日本の有機食品は「有機JASマーク」で有名ですが、海外ではUSDA(米国農務省食品安全検査局)やエコサート(80カ国以上で検査を実施している世界最大の有機認証機関の1つ)などのオーガニック認定マークが多数あります。スーパーではオーガニックコーナーが設けられており、海外から輸入されたオーガニック食品で認定マークがついていないことはほとんどありません。

また、タイでは「ロイヤルプロジェクト」と呼ばれる、オーガニック商品の製造プロジェクトが国策として実施されています。自国で生産していることもあり、海外からの輸入商品に比べて安い値段でオーガニック商品を買うことができるため、とてもありがたいです。

国によってはオーガニック商品がまったく手に入らないだけでなく、自炊すらも習慣化されていないこともありますが、タイはまだ実現できる環境だと思っています。

日本は自国で有機食品が作られ、家庭で料理をする習慣がある国なので、国民が料理に求める安全性や健やかな生活を願う気持ちが叶いやすい国だと改めて思いました。海外から日本を客観的に見て、日本人が持つ食の意識の高さに国民として誇らしい気持ちです。

妻として母としての想いを込めた和食をこれからも作るために、私はオーガニックを選ぶ

(2歳のときの娘。食べることが大好きだからこそ、食べ物にこだわりたい)

(2歳のときの娘。食べることが大好きだからこそ、食べ物にこだわりたい)

海外生活は7年目で、これまで別の国でも生活をしてきました。これから先も海外生活は続くと思うし、どこに住むかはわかりません。それでも私がもつ家族の健康への想いは変わりませんし、どんな環境でもヘルシーな和食を作り続けたいと思っています。

海外暮らしをしつつオーガニックにこだわると言われると、裕福な家庭のイメージをもたれるかもしれませんが、決してそんなことはありません。毎日気温30度を超えるなかでもエアコンは使わず、カフェでコーヒーを飲むのもたまの贅沢だと思っているほど節約の日々を送っています。

限りあるお金を何に使うかを考えて重要視しているものに健康があり、体を作る料理にこだわりたい思いがあって、できる限りの範囲でオーガニック商品に費やしています。それが家族の健やかな日々と幸せな人生につながると信じているからです。だから私はこれからもオーガニックを選び続けていきます。

ライター:本田あや

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。