艶めく宝石いちご「モカベリー」!三重県伊賀市のいちご職人が“幸せ咲く美味しさ”に燃えている
三重県伊賀市はなだふぁーむの花田浩一さんが作るいちご、その名も「モカベリー」!きらめく深紅のいちごモカベリーとは?農園の宣伝担当いちご忍者の苺花(モカ)ちゃんにその美味しさの秘密を教えてもらいます。
はなだふぁーむの苺花(モカ)ちゃん
はじめまして!私は三重県伊賀市で、はなだふぁーむの花田夫妻の愛から生まれた“いちご忍者”の「苺花(モカ)」です。皆からは「モカちゃん」と呼ばれています。
たくさんの人にはなだふぁーむの美味しいいちご『モカベリー』を食べてもらいたくて、日々マスコットキャラクターとして宣伝を頑張っています。
――モカちゃん、はじめまして!
浩一さんは恥ずかしがり屋なので、代わりに私がはなだふぁーむのこと、そして『モカベリー』の魅力をお伝えしますね。
はなだふぁーむでは、花田夫妻、そして娘の桃子さん家族が、美味しいいちごで笑顔になってもらえるよう、日々いちごのお世話に励んでいます。
主に栽培を担当しているのは浩一さん。浩一さんは「美味しいいちごしか売らない」と、とにかくいちご作りに対し熱い想いを持っていて、周囲からは「いちご職人」、「いちごの匠」と呼ばれるほどなんです。
今日はそんな浩一さんの「幸せを感じるほどの美味しさ」へのこだわりを知ってもらいたいです!
艶めく宝石いちご『モカベリー』とは?
――モカベリーってどんないちごなの?
『モカベリー』は、はなだふぁーむだけの特別ないちごです。
宝石のようにつやつやと輝き、果皮はもちろん果実の中まで赤く色づくのが特徴。甘みと酸味のバランスが良く、幸せを感じるほどの濃厚な味わい。そして、一般的ないちごよりビタミンC、ポリフェノールがたっぷり!
もとは「おいCベリー」という品種のいちごなのですが、おいCベリーをご存知の方に食べていただくと、異なる品種と思われるほど味わいが異なることから、浩一さんが作るいちごを『モカベリー』と独自に名付けました。
――気になるポイントがたくさん!モカベリーは見た目にも特徴があるのね?
果皮が赤くても中は白い…といったいちごもある中、モカベリーは果実の中まで赤いいちごです!
モカベリーは果皮が深い紅色で、きらきら光っているからまるで宝石のルビーみたい。艶があるのはモカベリーの性質で、自然に光沢が出やすいからですが、完熟で瑞々しい証拠でもあります。
お客さんに目でも喜んでもらえるよう、艶のあるモカベリーを一粒一粒選別してお届けしています。
――美味しくて栄養もたっぷり?
そうなんです。お客さんからは「(かけていないのに)練乳をかけたみたいな甘さ」という感想をいただくほど、濃厚な甘さが自慢です。
いちごは尖った先端部分が一番甘いですよね。
でも、はなだふぁーむのモカベリーはへたに近い部分も十分甘い!
だから、
へたの方を食べて「甘い!」
中心部分を食べて「甘い!」
先端を食べて「すっごく甘い!」
という風に、口いっぱいに広がる幸せの甘さを楽しんでもらえたら嬉しいです。
また、この品種は、ビタミンC含有量が「さちのか」の1.3培、「とよのか」の約1.6倍で、約7粒(平均果重15g/粒)で1日分のビタミンCが摂取できる※、高い栄養価をもつのも特徴です。
※出典:農健機構 おいCベリー
楽天ファームでは、3種類のモカベリーをご用意しました。
モカベリーが気になる、お得にたっぷり食べたいという方には「お試しモカベリー」がおすすめ。
大きさが不揃いだったり、いちごらしくないちょっぴり歪な形をしていたり、ほんの少し訳ありのモカベリーです。お味は綺麗な形のものと変わらず、美味しく召し上がっていただけます。
私「苺花ちゃん」のイラストが施されたボックスでちょっとしたギフトにもぴったりな「モカベリー」、
いちご専用トレー「ゆりかーご」を使用し、モカベリーの中でも高品質なものを厳選した「プレミアムモカベリー」もご用意しています。用途に合わせたモカベリーを選んでくださいね。
三重に移住して「いちご職人」に
――浩一さんはなぜ農家に?
浩一さんが農家になったのは、大阪でのサラリーマン時代に大病を患ったことがきっかけです。
九死に一生を得る中で「自分のしたいことをしよう」「自分がしたかったことをしよう」という想いが膨らみ、回復後、農家に転職することを決意しました。
――「農業」をやってみたかったんだ?
幼い頃から生き物を育てることが好きで、家族にも「植物育てたいねん」と話していました。
会社を退職後、三重県の農業大学校で一年間学び、浩一さんのお父さんが所有していた三重県の農地にビニールハウスを建て、いちご栽培を始めたんです。
花田夫妻が大阪から三重に移住したのが約10年前になります。
三重県伊賀市は、冬の底冷えと一日の気温差が大きいことが特徴で、美味しいいちご作りに最適な環境なんですよ。
――移住して農業…ご家族の皆さんは驚いたのでは?
家族は、浩一さんのやってみたい「植物を育てる」ことが、「職業にしたい」とまでは思っていませんでした。奥さんは、口では反対していたけれど、行動では応援していて…協力してくれたんです。
そうして農家になった浩一さん。いちごを選んだのは人からもらって嬉しいし、自分も好きな果物だからです。
小さくて可愛らしい姿、愛情をかければかけるほど赤く色づいていく様子も好きだったのかもしれません。
360度赤くする、甘くする
――『モカベリー』の美味しさの秘密を教えて!
苗づくりから収穫まで、毎日いちごの様子を見て、その時のいちごの状態に合わせて与える水分量、ハウス内の温度、湿度、日照量を調節しています。
だから、天候や気温、いちごの状態によって、浩一さんのその日の行動が変わってくるんです。
浩一さんがいつも言うのは「人の都合でいちご育ててどうすんねん。」
浩一さんにとってはいちごが何よりも大事。常に「いちごにとってどうすることが最善か」を考えており、それが当然になっています。
例えば、毎日1粒1粒手でいちごを回して日光が当たる面を変えるという作業も行っています。
――1粒1粒全て手作業で!?
そうなんです、気が遠くなってしまいますよね。
360度真っ赤に色づき、360度どこから食べても甘いいちごを作るためには、日光をまんべんなく当てる必要があります。もちろん手間のかかる大変な作業ですが、決して妥協しません。
いちごの下にネットが張られている様子が見えますか?
いちごが大きくなり、ずっしりと重くなったとき、茎が折れたり実が傷ついたりするのを防ぐために設置しています。いちごを守る専用ベッドのようなものです。
また、他のいちご農家さんだと暖房機械を使ってハウス内の空気を丸ごと温める方が多いと思いますが、はなだふぁーむでは、株元一つずつにヒーターを設置し、ピンポイントに温めています。
ハウス内の室温は低いままなので、いちごが甘く育つんですよ。
他にも、二酸化炭素を発生させる機械を導入し光合成を促したり、一株に実るいちごを厳選したり、大粒で高糖度のモカベリーを育てるこだわりがいっぱいなんです。
――「安全安心ないちご」にもこだわりが?
はい!はなだふぁーむでは、化学農薬はもちろん、必要のない肥料や添加物等はできる限り与えず、健全な株を育てることにこだわっています。
きっかけは、不必要に農薬や化学肥料を使うということに対し、なんとなく気持ち悪いという感覚があったからでした。
自分が嫌なものはお客さんも嫌だろうと、農薬を使用しなくてすむように、葉かき(株元の葉を除き、風通しを良くすること)を行ったり、虫を見つけたら捕殺したりとこまめな手入れを行っています。
加えて、害虫の侵入や病気の発生を防ぐため、基本的にハウスに入ることができるのは浩一さん一人だけです。
常にいちごが最優先!な浩一さんの絶妙な匙加減によって作られるモカベリー。
簡単には真似できない丁寧な職人技が、食べた人が思わず笑顔になる「幸せを感じるほどの美味しさ」の秘密です。
全ては美味しいモカベリーのために
――苦労したこともあったのでは?
過去には、せっかく実ったいちごたちに販売先がなく、低価格で処分したこともありました。
一生懸命作った美味しいいちごなのに、売れない。すごく悔しかったです。
当時は、「宣伝活動や!(売り先のないいちごを)人に配りに行こうか」なんて言っていましたが、やっぱり悔しくて、つらかった。
数年前から娘の桃子さんがはなだふぁーむに加わり、ネットでの販売も始めたことから、少しずつファンも増えています。今では、「今年の販売はいつからですか」といった問い合わせが毎日くるほどです。
はなだふぁーむのモカベリーを心待ちにしてくださっているお客さんの存在が、すごく嬉しくて、励みになっています!
当初のはなだふぁーむでは、様々な品種のいちごを作っていたのですが、昨年から『モカベリー』だけに専念しています。
市場出荷ができない品種のいちごのため、農家にとってはかなりリスクが高いのですが、覚悟の上で「美味しいモカベリー」だけにこだわっているんです。
「趣味は仕事」と話す浩一さん。
そんな浩一さんの目標は、いつまでも現場でいちご栽培に携わり、美味しいいちごを消費者に提供し続けること。
家族からも、お客さんからも「いちごに身を捧げている!」と称されるいちご職人が手掛ける「モカベリー」。食べた人に幸せの笑顔を咲かせる深紅の艶めくいちごたちは、浩一さんの愛情をたっぷり浴び、今年もこれからも、真っ赤に色づき輝きます。
◎はなだふぁーむのモカベリーは楽天ファーム楽天市場店で購入いただけます!
編集後記
恥ずかしがり屋の花田さん親子(浩一さん、娘:桃子さん)に代わり、はなだふぁーむのマスコットキャラクター苺花(モカ)ちゃんが取材に応じてくれました。伊賀だからこその「忍者×いちご」のコラボが可愛い! 「父の作るものには嘘がないんです」「誠実って父みたいな人のことを言うんだな」「尊敬している」と話す娘の桃子さんの様子に、花田さん親子のお人柄、ご家族で誠意をもっていちご作りに取り組まれている様子が伝わってきました。
- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
- 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。