ダイヤモンドよりも、キラキラまぶしい太陽 Farm to Table Vol.13
楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2021年6月1日号の一部をご紹介します。
畑だより
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。今年は梅雨入りがはやくて、びっくりです!! まだ畑の準備も心の準備もできていませんでしたが、早めの夏野菜の姿もちらほら見えてくるようになってきました。ズッキーニから始まり、キュウリ、トマト、ピーマン、ナスと続々と収穫できるようになって欲しいものです。
さて、収穫した後にみなさんのお手元に届けられる野菜ですが、みなさんはどのように野菜を保管してみえるでしょうか?良く聞かれるのは、「野菜は何日持ちますか?」というお問い合わせです。いつも聞かれて答えるのに困る質問ナンバーワンかもしれません。
野菜にはそれぞれ最適な保管温度帯というのがあります。今は年中温度を調節しながら野菜を育てているのでわかりにくいのですが、小松菜やほうれん草などは本来秋から初冬にかけて栽培する作物で暑いのは苦手で、しかも種を付ける前に収穫されてしまう成長途中の野菜は、根っこを切られた瞬間に生命体としては終わりになってしまい、最後の一呼吸をし続けしなびていくのですが、鮮度を保ったまま食べようと思うと、冷蔵の温度帯が理想となります。
また、ズッキーニやキュウリ、トマトなどの果菜類は種を自分の体の中に持っていて、生命体としてはまだ生きている状態になります。というのは、種は本来生きていて、いろいろな好条件が重なると次の子孫を残すためにまた発芽してきます。作物が収穫された後もその種を生かそうと、作物自身の養分や水分を利用して未熟な種を育てて子孫を残すために作物が変化していくのを完熟という呼び方をします。
本来、果菜類は常温保存ができる作物なのですが、生きているのでどんどん完熟していってしまいます。それを冷蔵の温度帯で保存するとその完熟への変化を遅くすることが出来ます。寒くて呼吸することができなくて、完熟へと変化できなくなるからです。そして、完熟へと変化しなければいつまでも鮮度が持つのかという事かというとそうではなくて、水分が抜けて少しづつ枯れていきます。
ピックアップ野菜「キュウリ」
「世界一栄養のない野菜」と言われてしまっているキュウリですが、最近ではホストリパーゼというダイエットに効果があると言われている酵素が含まれていることが分かり注目されています。95%もの水分が含まれていて、夏に向けて蒸し暑い日が続く時にも、気軽に食べることができる人気野菜です。
ただ、食べ過ぎには注意してください。体を冷やし過ぎたり、腹痛、高カリウム症などを引き起こしたりすることもありますので、ほどほどに。
季節の野菜レシピ
今回のレシピは「1分で!うまうま胡麻キュウリ」です。
小鉢がもう1品ほしいなっていう時に簡単でオススメ♪
詳しい作り方はこちら(楽天レシピ)でご覧ください。
さて、まだ今回だけではお伝えしきれていないので、次回に続きます。次回は種は生きているという事をキーワードに保管方法をお伝えしてきたいと思います。お楽しみに!
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