ベジタリアンの「少しの支出で得られたものすごく贅沢な幸せ」。だから私はオーガニックを選ぶ

ベジタリアンの「少しの支出で得られたものすごく贅沢な幸せ」。だから私はオーガニックを選ぶ
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2019.11.18

ベジタリアンの私は、普段から食品全般でオーガニックを選んでいます。その理由は、オーガニック野菜のおいしさを知ってしまったから。オーガニック野菜の味がどれだけおいしいのかをご紹介します。

目次

オーガニック野菜は、野菜の味と香りがする

「スーパーで普通に売られている野菜は、食感しかしない。野菜の味がしないんですよね」
食に関するイベントで知り合った女性との雑談の際、彼女が何気なくつぶやきました。
それまでスーパーで売られている一番安い野菜を食べていた私は、その言葉の意味が分からずに聞き返しました。すると「オーガニックの野菜と食べ比べてみれば分かりますよ」と言われたのです。
試しにと自然食品店でオーガニック野菜を購入して食べたとき、その違いに驚き、彼女が言っていた言葉の意味が分かりました。

葉物野菜の青くささ、根菜が含む泥の香り。噛みしめたときに鼻の奥に感じる「野菜の匂いとしっかりした味わい」がオーガニック野菜にはありました。
実家で食べる家庭菜園の野菜はこういう風味で、こういう味だった。そう、「味と香り」があった。ずっと忘れていた野菜の味を思い出した瞬間でした。

私はひょんなきっかけで、12年ほど前からベジタリアンになりました。日々の食事のメインは穀物と豆、野菜です。オーガニック野菜はそうではない野菜と比べると値段が張りますが、それでも高級な肉や刺身と比べると信じられないくらいリーズナブルです。 ベジタリアンが毎日の食卓にのぼるほぼ全ての食材を、全てオーガニックや、オーガニック由来にするのは難しくありません。そしてオーガニックに変えていくことで、驚くほど食事の満足度が上がりました。ベジタリアンならではの「ほんの少しの支出で得られたものすごく贅沢な幸せ」がオーガニックだったのです。

おいしく安全なものを食べ続けたいから、オーガニックを選ぶ

最初は「おいしいこと」から選んだオーガニック野菜やオーガニック製品ですが、今は「オーガニック農家や、オーガニック製品を作る業者、それを売るお店を応援するため」という理由も加わっています。

きっかけは、お気に入りのオーガニック食材を使った料理の飲食店の閉店でした。友人とたまにそこで食事をしていたのですが、久しぶりに店を訪れたところ、いつの間にか閉店していてショックを受けたことがありました。その時、友人が言った「ずっと利用し続けたいお店があるなら、そこで買い物をしたり食事をしたり、お客さんとしてお店を応援し続けなければ」という言葉が強く記憶に残っています。

安いから、便利だからと「本当に良いもの(こと)、応援したいもの」から目をそらしてお金を落とさなかったら、そのサービスはなくなってしまうかもしれません。多少値段が高くてもそれを購入すること、サービスを利用することは、「必要としている人がいる、求める消費者がいる」ことのアピールになり、生産者を、そのサービスを支えている人を応援することにつながります。
また、日本は世界でも有数の「農薬大国」だと言われています。農薬が与える人体や野生動物、環境へのリスクなどを考えると、オーガニックを買うことは、「安心」を買うことでもあり、農薬を使わない農業を支持することでもあると私は思います。

オーガニックの食品や製品は、そうでない製品と比べると少しだけ高額です。経済面を重視すれば、毎日食べる野菜やお米などの「消費するもの」に高いお金を払うのは厳しいと感じるときもあります。けれど、オーガニック製品がもっと身近になるなら、私にとっては「許せる範囲の出費」です。そして、オーガニックが一般的になれば、価格も下がりもっと求めやすくなります。どんな未来に進むかは、私たち一人ひとりの、1回ごとの買い物にかかっているのです。

なぜ私はオーガニックを選ぶのか?

私がオーガニックを買うのは、安全で本当においしいものを食べたいから。野菜や穀物をオーガニックに変えると食の満足度が大きく上がります。出費は少しだけ増えますが、「満足度」と「費用」を比較すると、不満はありません。

そして、オーガニックを生み出し、提供してくれる人や場を応援したいから。ここ数年でずいぶんオーガニックを扱う場所が増えたように感じますが、まだまだですね。オーガニックが「当たり前」になる未来を願い、自分ができる範囲で応援し続けます。

ライター:菅野りえ

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。