2023年の抱負 Farm to Table Vol.51

明けましておめでとうございます。富士山の南東にある楽天ファーム御殿場農場で、朝日に照らされて少し赤く染まって見える赤富士をこれから作付けする圃場で見ました。新しい一年に、前へもう一歩踏み出そうと思えました。
各拠点スタッフの新しい一歩も気になったので、聞いてみました。まさに十人十色なのですが、気持ちは一つです。本年も「有機」をより多くの方にお届けできるよう精一杯頑張りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

和歌山県下津町
鈴木農園

知る人ぞ知る“下津のみかん”
温州みかんの生産量日本一の和歌山県。
その中でも「有田みかん」で知られる有田と並ぶ、長い歴史をもつみかん産地が「下津町」です。鈴木農園はそんな下津町で代々続くみかん農家。
鈴木洋至さんは、お客様はもちろん、自分も、そして家族も口にするみかんだからこそ、できるだけ農薬を使いたくないという想いで、味と安全性にこだわったみかん作りを行っています。見栄えはいまひとつかもしれませんが、「昔ながらの懐かしい味わい」には根強いファンがいるほどです。

“蔵出しみかん”って？
収穫後1～2か月間じっくり寝かせて熟成させた貯蔵みかんのこと。
熟成させることで酸味がまろやかになり、濃厚な甘さになります。果肉全体に果汁が回り、とろっとした食感になるのもポイント。
収穫したてのフレッシュな甘酸っぱさとは異なる、こっくり濃厚な甘さが自慢のみかんです。

日本農業遺産認定
「下津蔵出しみかんシステム」
全国屈指の本格貯蔵みかんの産地、下津町。
下津町に古くから伝わる、みかんを土壁の蔵で貯蔵後に出荷する方法は「下津蔵出しみかんシステム」と呼ばれ、2019年には日本農業遺産に認定されています。
鈴木農園にも、祖父の代から引き継がれてきた昔ながらの土壁の蔵があります。一定の温度と湿度を保ってくれる自然の貯蔵庫が、みかんを更に美味しく仕上げます。

【農家の日常】
マイルール／晩御飯は家族皆で食べること
趣味／子どもと卓球やテトリスを楽しんでいます。段々と勝てなくなっていますが…
これからも家族と一緒に過ごす時間を大切にしたいです。

クリスマスが過ぎても、美味しい苺を食べたいですよね。冬になったら、やっぱりひのいちご園さんの苺をお願いしようと思います。
愛媛にある楽天農業の大洲事務所から車で1時間ほどで行ける西条市に農園があるので、勝手に親しみを感じています。16種類もの苺から、普段見かけたことない、知らない苺も来るかもしれないと考えると、いつもドキドキします。ホシノキラメキ、おいＣベリー、初恋……まだ出会ったことない苺が家にやってくるのかな。でも日野さんは必ず朝摘みの時に、一番美味しい状態にある苺を選んでくださるから、完熟で美味しい苺に心が弾みます。
今はまだちっちゃいかもしれないけれど、のびのびと成長している苺を待つ日々が、なんだかふんわりと甘くなる気がします。
こたつに入って冷たくて甘い苺を食べる日が、待ち遠しいです。

次回はどんな人からのメッセージがあなたのもとに届くのか、お楽しみに！


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