忙しい毎日ですが、たまにはホッと一息 Farm to Table Vol.26
楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2021年12月16日号の一部をご紹介します。
畑だより
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。いよいよ今年もあと2週間ほどとなり、変わらない日常もせわしく思う毎日です。朝一番は農場も霜が降り厳しい寒さの中、凛とした様子の野菜はとても美しく感じます。
さて、前回お話していた「畑で虫食いの無いきれいな野菜ができるのはなぜか?」。そもそも虫が何故野菜を食べるのか?虫はお腹がすいているから。ではなくて……。葉っぱがレース状になるほど食べられてしまう野菜と、きれいに元気よく育つ野菜の違いなのですが、食べられてしまう野菜は「弱い」という事が考えられます。
自然界は弱肉強食という連鎖の中で強い生き物が残るように成り立っています。動物の世界でいえば真っ先にねらわれるのは、自分で自分の身を守ることのできない子供や、病気がちだったり年老いて逃げきることのできない個体が真っ先にやられてしまいます。これは野菜の世界も同じで、まだ小さな芽を出したばかりの双葉は弱々しく、虫に食べられてしまうリスクは大きいため、育苗と言って苗をあらかじめ作りある程度元気に成長した時点で畑に植えてあげたりします。また、大きく育てたいからとやたらむやみに肥料を与えすぎたり、たくさん収穫したいからと狭い所にぎゅうぎゅうに栽培したりすると病気がちな野菜となり、その弱い個体を狙って虫は寄って来て食べられるという事になります。また、収穫の時期が過ぎていつまでも畑に野菜を置いておくと、それも虫に食われ始めます。
ただ、私達もたまには怪我をしたり、風邪をひいたりすることがあるのと同じように、ちょっと虫に食われることもある。というのが、実情です。野菜が元気に育つように環境を整え、しっかりと適期に面倒をみてあげることで、元気できれいな野菜をみなさんにお届けすることができるという事です。「虫は美味しい野菜だから食べているのか?」。美味しいかどうかは、虫だけが知っていると思います(笑)。
ピックアップ野菜「大根」
冬と言えば、やっぱり大根!みずみずしい根の部分は、大根おろしやサラダにして生で食べると消化酵素が働き、辛み成分は血栓の予防効果もあるとされています。葉っぱ付きで届いた場合は根の部分と切り離して、炒めたりゆでたりすると栄養も全部丸ごといただけますよ。
季節の野菜レシピ
今回のレシピは「簡単!激旨!合わせて置くだけの大根漬物」です。
大根・人参‥パクパクと手が止まりません!食べた人が「美味しい~!」と、必ずレシピを聞いてくれます。
詳しい作り方はこちら(楽天レシピ)でご覧ください。
楽天ファームをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。これからも美味しい野菜とお過ごしいただければ幸いです。
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