歌舞伎町の元No.1ホストが黒スイカを栽培!夜の絶対王者は、農家でも王者だった

歌舞伎町の元No.1ホストが黒スイカを栽培!夜の絶対王者は、農家でも王者だった
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2020.06.08

三度の飯よりイケメンが好き。そんな私が一目でやられた田中邦典(たなかくにのり)さん。愛媛県の楽天農業(株)で働く、元歌舞伎町ホストのイケメン農家です。絶対王者と噂の真相や黒スイカの栽培について伺いました。

目次

歌舞伎町の元ホストが農家になるまで

――なんでそんなにイケメンなんですか?

整形しましたとかでいいですか?いやいや、整形してたらもっとね。俺、イケメンじゃないですよ。うちには片神の大ボスがいるんで!
もともと特殊な世界にいたので、上には上がいるのを見すぎましたね。

――新宿歌舞伎町のホストだったんですよね?

ホストになったら半年でフェラーリに乗れる!と思って、大分県から上京し、歌舞伎町のホストクラブで9年間働いていました。これは新年1発目のNo.1のときの写真です。

――絶対王者って、すごいですね?

いや~シャンパン飲みすぎて、もういいって感じです。ちょっと疲れたら、マカオやハワイ旅行へよく行っていましたね。

――そんな絶対王者がなぜ農家に?

もともとテレビ大好きっ子で、池上彰さんの番組で過疎化の解説をみて、田舎での農業の魅力に気付きました。
楽天農業の遠藤社長も、農業へのきっかけが過疎化ということが同じだったのもあって、ホストをやめてどうしようと迷ったときに、そうだ農業をしよう!と楽天農業に入社しました。

――どんな農家になりたいですか?

インスタ映えする、チャラい農家です!

インスタ映え農家、増殖中!

今、畑で「サングラスブーム」を起こしています!愛媛の田舎ではみつからず、ネットでわざわざ買っているメンバーもいました。
(左:稲岡慶一さん、奥:徳永光勇輝さん、右:尾嶋佑太さん)

――チャラい農家、増殖中ですね?

個人的に帽子とサングラスと靴が好きですから、その辺だけはこだわりたい!ダサく汚れる農業を、カッコよく汚れる農業にして、インスタ映えする農地を目指しています。

――畑でも絶対王者感がすごい…農作業の他にも活躍されているのだとか?

はい、何でも屋ですので(笑)
ホストクラブの前に、土木工事の会社や佐川急便で働いていたので、今はみんなにあそこ直してここ直してといろいろ頼まれますね。

土木工事と宅配業者の経験を活かして…

高校から20歳まで土木工事の会社で働き、橋や鉄塔、道路、下水道、電気と総合的に経験をしました。
この写真は先日、冷凍野菜工場の裏に作ったものなのですが、野菜を運ぶケースを洗い流したとき、用水路に野菜や泥が入らないように拾ってゴミ袋へ入れる姿が大変そうだったので、そのまま洗い流しても、泥がマスにたまり、野菜が網にひっかかるようにしたんです。

――すごい!さすが王者!これはみなさん、よろこびますね?

よろこんでいましたね。工場長が、次は浄化槽のマンホールが落ちそうだから直してとか言うので、そりゃ無理だ!ってなりましたけどね。

――無茶ぶりがすぎますね。そして、宅配業者の経験も?

20歳から23歳まで、佐川急便で働いていました。農作業の流れで、野菜の箱詰めまでは担当するので、葉の部分が折れたり、箱が湿らないように水切りをしっかりしたり、輸送中にテープが剥がれないように、さらにお客様の元に届いたら開けやすいように考えて梱包をしています。

他にも安全運転に関して、新卒の指導を頼まれたり、運転マニュアルの作成をお願いされたりしています。ちなみに先日のあゆみちゃんの記事の指導者は俺でした。

フルーツかぶの収穫で、サイコー!

農業をやっていてうれしいのは、抜くまで形がわからない根菜の収穫のとき、抜いてみたら真っ直ぐできれいな状態だった瞬間です。

フルーツかぶの場合は、きれいな丸で、虫に食われてなくて、穴も空いてなかったら「サイコー!」って思わず声にでますし、逆にやばいときは「うわー!」って言っちゃいますね。

レタスとかは収穫していいか見てわかるけど、根菜は一度抜いたらもう植えられない!だから抜くときが勝負です。土の中のことまでは見えないからドキドキします。

キャノンボール田中って

――黒スイカの動画で「キャノンボール田中です」って…

あれね、キャノンボール田中って言いたいだけやんって言われましたけどね(笑)黒スイカの品種はこれまで伝えてなかったけれど、ただひたすら俺がキャノンボールって言いたくて出しました。ノリ的に。

写真は、スイカ用の屋根を作ろうとしているところです。竹を切ってきたので、材料費がゼロでいけるか、縞スイカ担当の尾嶋くんと一緒にスイカ愛を試しています。

小松菜など種まきから始まる作物と違い、スイカは苗から植えるので、お客さんへ送る成長履歴でどう伝えようかテンパっちゃいました。成長履歴はひとりひとりに送れるように設定しているんです。

――そういえば成長履歴にユーザーさんの名前が入っていてびっくりしました

成長履歴に名前を入れることは普通にやっていました。ウサルスさんって読むのかな?いつもコメントをくれるので本当に励みになります。

一番うれしかったのは「暑くなりましたので、ご自愛ください。」とコメントをもらったことです。優しいな、だからこそ待たせちゃいけない!しっかり栽培しないといけない!と思いました。

直接会ったことはなくても、気持ちで通じていると実感できるのがこの契約栽培の良さですね。
現在受付中の黒スイカをご依頼くださった方とも、こんな写真が欲しいとかリクエストや、コメント交換もできたらうれしいです。ぐいぐい来てくれたら方言だしちゃいます!

編集後記

田中さんに初めて会ったのは去年の忘年会でした。イケメンハンターの私は、ちゃっかり隣で話をしたのですが、元ホストでチャラいのかと思いきや、とってもしっかりした方でした。今回の取材では、さすが接客のプロ中のプロ!お客さま一人一人を大切にすることや、メンバーの才能を見出すことを自然とやっていて、夜の絶対王者は畑でも王者だと確信しました。次回は田舎に移住で腰痛解消など、暮らしについてご紹介します。

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
CATEGORY :農家さん

ライター情報

  • Noumusubi
  • Motty

    農むすび編集長。埼玉県深谷市出身。農家の孫。日テレAD時代、おしゃれカンケイを担当。ラグリでは、農家さんの人となりをドラマティックに伝えたいと取材記事を書きはじめた。好きな農作物はメロン。農業は自然の恵みあってのもの。神社のお祭りで五穀豊穣を祈るのも、大切にしたいと思っている。